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2005年6月13日 -Victory day-

日本では14日ですが、US時間の今日、6月13日はマイケルが捏造された冤罪に対して
完全勝利評決を勝ち取った日です。

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関連記事
・無罪ではなく無実なのです
・本当に書きたかったことを (7)
・本当に書きたかったことを (8)



彼の人生には、普通の人生では到底思いもよらない、想像もできないほどの様々な出来事があって

いいことも悪いことも、凡人が経験するそれとははるかに異なるもので

時には天井知らずの素晴らしい喜びであったり

あるいは底なし沼のような地獄の苦しみであったり



でもこの裁判だけは


彼の人生で本当に必要だったのかと神に問いたくなる



恩知らずな金の亡者の家族と、権力を武器に本来の職責を忘れたracistが、何もないところに虚偽の証言を積み重ね作り上げた冤罪

パントマイムであたかもドアがあるように、実際はないドアを大げさに開けたふりをして、もともとないドアの向こうに、身の毛もよだつ恐ろしいモンスターがいるように仕向け、こいつをつかまえようと大声をあげた

メディアはモンスターなどいないことには目を閉じて、いかに恐ろしいモンスターかということだけのみ伝えていった・・
まるで裸の王様に「なんて素晴らしい服でしょう」とはやし立てた聴衆のように



もともと何もない場所に、ありもしないドア、いるはずもないモンスター・・


そこは「何もない」場所なのだという事を証明しなければならなかった不毛な戦い



それがあの裁判でした



3ヶ月の地獄

初めの頃こそ見せていたピースサインも笑顔も

見る見るうちに少なくなって

見る見るうちに痩せていって


6月に入る頃には


全く笑顔もなくなりました




2005年7月7日
ジャメインは6月13日の無罪評決後、ネバーランドへ家族で戻った後、マイケルがどのようであったかを
独占インタビューで答えています。(ソースはこちら

He had a sandwich...and he put on ‘The Three Stooges,’ and he just laughed, and it just was some positive entertainment... and the family came up. We hugged, and we talked...
It was very, very tough, because he had done something that I don’t think I could have done.
He stood up, and he held his head up all that time.

マイケルはサンドイッチを手にして・・「3バカ大将」を観ながら笑い出したのです。ただの気晴らしに過ぎないけれど・・そこに家族が集まって、お互いを抱きしめ語り合いました。
本当に本当に厳しかった。でもマイケルは僕には出来ないようなことを成し遂げました。
彼はまっすぐに立ち上がり、どんな時も顔を上げ、前を向いてきたのです。


The Stooges' craziness helped me to relax and to escape life's burdens.
They influenced me so much that I even wrote a song about them.

Stoogesのばかばかしさは、僕をくつろがせ、人生の重荷から逃れる手助けをしてくれました。

(Curly:Foreword by Michael)

この時彼が見た「3バカ大将」は、耐えずともよかった苦悩を、受けずともよかった苦痛を、負わずともよかった重荷を、どれほど和らげてくれたのでしょうか・・



勝利の評決が響き渡る中、世界中から駆けつけたファンや家族や関係者が

はじけるような歓喜に酔いしれていた同じその時


マイケルの顔に笑みはなく

ただ静かに手をあげてくれていました


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その彼が

ターキーのサンドイッチを口にして

声を出して笑った



それが唯一の救いです




彼の



苦痛と悲しみと平穏と喜びが


タペストリーのように織り込まれた

6月13日というこの日を


わたしたちは決して忘れてはいけないのです

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To DooDoo with LOVE (2)

Three Stooges(3バカ大将)は、典型的なドタバタ喜劇で1930年代から大人気を博したお笑いグループ。
さまざまな事情からメンバーは入れ替わりながら続いていましたが、1975年メンバーが全員この世を去ったことで伝説のコメディアングループとなりました。
アメリカでは1934年から1959年にかけて制作された劇場映画シリーズをテレビ用に再編集したもの(その数なんと190編以上)を、再放送に次ぐ再放送を繰り返したために、彼らを知らないアメリカ人はいないとまで評され未だにファンクラブがあるほど愛されているグループです。

s-3Stooge.jpg

そのベストメンバーといわれるのが、モー・カーリー・ラリーのトリオ。
3バカ大将といいながら、実は坊主頭のカーリーがひたすらボケまくり、おかっぱ頭のモー(実はカーリーの実の兄)が乱暴に突っ込み、もじゃもじゃ頭のラリーはおろおろするしているだけなのにとばっちりを食う、という構図で毎回笑わせるというもので、ひとつひとつは20分足らずの短いストーリーの映画です。
マイケルがこの番組をこよなく愛したのはよく知られているところで、再放送を繰り返され何度も見るうちに、この短いコメディ映画が彼に様々な影響を与えていったようですね。

1999年 MTVの番組で「スリラー」であの短いストーリーのSFを作った背景を聞かれて彼はこう答えています。(ソースはこちら

My dream was to always make short little films, because I'm a big fan of the Three Stooges, and I love watching Curly, who I think is wonderful.
They make these 15-minute shorts, and I said, 'I'd love to do something like that some day,' and ["Thriller"] was my opportunity.
僕の夢はいつもちょっとしたショートフィルムを作ることだった。僕は3バカ大将の大ファンで、特に僕が素晴らしいと思っているカーリーを見るのが大好きなんだ。
彼らはこういう15分の短いやつを作るんだ。で、僕は'いつかこんなことやれればいいな’って言ってたんだ。だから(スリラーは)僕の好機だった。


いつかやりたいと思っていた15分ほどのショートフィルム
それは起承転結のあるしっかりとしたストーリーの短編映画の要素を加えるという、1曲をただ歌ったり演奏したりして終わる当時のミュージックビデオの世界に、一石を投じるものとなりました。
スリラーに始まったその創作欲は、BAD、MOON WALKER、GHOSTSへと進化を遂げていくことになります。
その始まりのインスピレーションが、幼い頃に大好きだったドタバタコメディだったというのがマイケルらしい気がしませんか?


マイケルが特に好きだったのは、大ボケで奇声をあげるわ変な笑い方をするわ、そしてパントマイムが妙に上手なカーリーでした。
カーリーは実はマイケルが生まれた1958年にはすでに他界していました。(1952年死去)


2002年 VIBE誌インタビュー(ソースはこちら

VIVE:何かコレクションしていますか?

I like anything to do with Shirley Temple, the Little Rascals, and the Three Stooges.
I love Curly. I love him so much that I did a book on him.
I got a hold of his daughter, and we wrote the book together.
シャーリー・テンプル、チビッ子ギャング、そして3バカ大将のものなら何でも好きだよ。
僕はカーリーが大好き。彼の本に関わったぐらい彼の事が大好きなんだ。
彼の娘さんに連絡を取って一緒に本を書いたんだよ。



調べたところ、マイケルとカーリーの娘さんとの共著というものはわかりませんでした。
でもひょっとしたら、モーの娘さんであるジョーンさんが、彼女にすれば叔父にあたるカーリーのことを書いた本があって、マイケルはその本の序文を書いているのですが、その本のことを言っているのかもしれません。
ジョーンさんはカーリーの本を作るうえで、マイケルと一緒に、彼女の従兄弟にあたるカーリーの娘さんと打ち合わせなどしたかもしれなくて、その時のことを言っているのかもしれない、と思いつつ・・

その本とは1985年出版の「Curly: An Illustrated Biography of the Superstooge」(Joan Howard Maurer著)

Curly_3stooge.jpg

カーリーのお得意の笑い声が表紙にびっしりw
わたしには「にょっにょっにょ」って聞こえます。こちらで本物の nyuk nyuk nyuk をどうぞ^^
そして右上にさん然と光り輝いてますw
Foreword by MICHAEL JACKSON

この序文を読むとなんだか胸が熱くなって涙がこぼれました。
マイケルがどうして、Appleheadで、DooDooheadで、ふざけたことをして人を楽しませるのが好きで、ジョークを言って人を笑わせるのが好きなのか・・が、すこぉしだけうっすらと感じることが出来るような気がしたからです。


FOREWORD

My memories of the Three Stooges, and especially Curly, are still with me to this day.
In my childhood, around our house in Indiana, it was a daily ritual for me to watch the Three Stooges on television.
All my brothers loved them then and even more so now.
Chaplin and the Stooges are the greatest to me--their humor survives each generation.
Even my mother love to see us have fun watching them.
Rehearsing as a team and watching the Stooges were the only times we got together as a whole family.
僕のThree Stoogesの思い出、特にカーリーの思い出は、今日までずっと僕と共にあります。
僕の子供時代には、インディアナの僕の家では、テレビでThree Stoogesを見ることは毎日の日課でした。
その時から兄弟全員が彼らを好きで、今はさらに大好きなのです。
僕にとって、チャップリンとStoogesは偉大です・・彼らのユーモアは、どの時代でも生き残ってきたのですから。
僕の母でさえ、僕らが彼らを見て楽しむことを好んでいました。
チームとしてリハーサルをすることと、Stoogesを見ることは、僕たち家族全員が一緒に集まる唯一の時でした。


The Stooges' craziness helped me to relax and to escape life's burdens.
They influenced me so much that I even wrote a song about them.
Stoogesのばかばかしさは、僕をくつろがせ、人生の重荷から逃れる手助けをしてくれました。
彼らからとても影響を受けました・・彼らについての歌*さえ書いたほどです。

※「FOR THE RECORD」で調べてみましたが、The Three Stooges Songとはあるものの詳細はわかりませんでした。が1970年~1975年の未発表曲リストにやはり「The Three Stooges Song」がありました。どんな歌だったのかな。かわいい感じなのにちがいないと密かに思っています(笑)

Curly was definitely my favorite Stooge.
He was unquestionably a comic genius who understood ad-libbing better than anyone.
I loved the Stooges' slapstick action and especially Curly's funny noises and his silly, child-like mannerisms and attitudes.
He should be honored much more than what has been done for him in the past, for everyone who loves him.
Stoogeのなかでも一番のお気に入りはカーリーでした。
彼は、疑いようもなく、誰よりもよくアドリブを入れることを理解したコメディの天才でした。
僕はStoogesのドタバタ喜劇のアクションと、特にカーリーのおかしい音と彼のおばかで子供みたいな癖や態度が大好きでした。
彼は誰からも愛されているということを、過去に成されたどんなことよりも光栄に思っているはずです。


As a kid, I imitated Curly all the time, and I enjoyed feeling superior to and smarter than those three, silly grownups.
I owe so much to them that I feel they belong to me.
That's why I had to write the Foreword for this book.
僕は子供の頃、いつもカーリーの真似をして、彼ら3人よりもすぐれているんじゃないかなんていい気分のまま、おばかな大人になりました。
彼らは僕のためにいてくれていると感じるぐらい、彼らには沢山の借りがあるのです。
そんなわけで、僕はこの本の序文を書かなければならなかったのです。


Joan, the author, asked me whether I thought that Curly had suffered when he had to shave off his wavy head of hair in order to become a Stooge.
My answer was that I was sure he did, that underneath the smile may have been a tear--after all, he was a clown.
But it is our duty as entertainers to satisfy the people--to give of our souls even if it hurts.
カーリーがStoogeになるために自分の巻き毛を剃らなければならなかった時、彼が苦しんだと思うかどうか、ジョーン(著者)は僕に尋ねました。
僕の答えはおそらくそうだと・・微笑の下には涙があったかもしれない・・でも結局彼は道化役者なのです。
人々を満足させることはエンターテイナーとしての僕たちの義務です-魂を与えるのです、たとえ心が痛んでも。


Curly had a magic. He was God-gifted--a natural.
Even when he didn't intend to be funny he was magic.
カーリーは、魔法を持っていました。 彼は神様からのギフト・・生まれながらの天才でした。
彼自身に面白くする意図がない時でさえ、不思議な魅力があったのです。


Today, thirty-three years after his death, Curly still has legions of fans because he was a natural.
Such people appeal to the masses young and old--like the color blue.
彼の死後33年が経った今日でも、生まれながらの天才であるカーリーには根強いファンが沢山います。
そんなふうに年配でも若い世代の人々にもアピールするのです― 青い色のように。


I love everything about Curly and I would give anything to really know what he was like.
僕はカーリーのすべてが大好きなので、彼が本当にどんなであったかを知る何かを与えられるでしょう。

Thanks to the author, this book will clear up much of the mystery of Curly for me and his millions of devoted fans."
著者に感謝します。この本は僕と彼の熱心な数百万のファンのために、カーリーの多くの神秘をクリアにしてくれるでしょう。

Michael Jackson



メモリアルでのマーロンのスピーチを思い出します。

Michael, I will treasure the good times, the fun we had, singing, dancing, laughing.
I can remember we would come home from school and grab a bite to eat and we would try to watch‘The Three Stooges’,and mother would come in and say it was time to go to the recording studio.
マイケル・・君と歌って踊って笑ったりした楽しい時間を僕はこれからも大切にする
僕らが学校から帰って簡単に食事しながら、母さんから「レコーディング・スタジオに行く時間よ」って言われるまで、ずっと『3バカ大将』を観ていたことを思い出すよ

Stoogesのばかばかしさは、僕をくつろがせ、人生の重荷から逃れる手助けをしてくれました。


まだほんの子供だったから、大笑いできるどたばたコメディをずっと兄さんと見ていたかった、ほんとうは
ゆっくりご飯を食べる時間もないぐらいで、できるだけすぐに仕事に行かなくちゃならなかったけど

でも彼らは面白すぎて楽しすぎるから


もうちょっと

もうちょっとだけ

いいでしょう?かあさん


でもやっぱり行かなくちゃ・・
僕らの歌やパフォーマンスを喜んでくれる人たちが待っているんだから

人々を満足させることはエンターテイナーとしての僕たちの義務です-魂を与えるのです、たとえ心が痛んでも


カーリーは足に障害を持っていたためにその動きは独特で、それが見ている者には笑いを誘い、セリフ覚えも悪かったのでそれをカバーするためにアドリブを乱発していたということですが、それがまた人々にはウケる要素だったようです。
画面ではひたすらボケまくる楽しいカーリーでしたが、私生活では全く逆で大変シャイな人だったようです。
普段は足の障害を気にしながらセリフ覚えに苦労するシャイな男性が、カメラが回った途端にいきいきと天性のセンスでやる事言う事面白く、観ている人を心の底から笑わせて楽しませる・・
大ファンを自認するマイケルは、おそらくカーリーの笑顔に隠された努力や涙をとうに感じ取り、さらには同じエンターテイナーとしての宿命というものを共有する者同士、彼に共感することが多かったのかもしれません。



Hey Applehead!Come on Applehead!

どうしてマイケルのことを「Uncle Doo Doo」と呼ぶの?
あなたもご存知の通り、彼はおばかだもん(笑) ふざけたことばっかするんだよ

僕はStoogesのドタバタ喜劇のアクションと、特にカーリーのおかしい音と彼のおばかで子供みたいな癖や態度が大好きでした

僕は子供の頃、いつもカーリーの真似をして、彼ら3人よりもすぐれているんじゃないかなんていい気分のまま、おばかな大人になりました


Three Stooges(3バカ大将)の数々のお話によく登場するのが Pie Fight(パイ投げ合戦)
カーリーの本の表紙にもパイをぶつけるイラストがありましたね^^




今なら「食べ物を粗末にして」とクレーム殺到でしょうけれど、昔はいい意味で鈍感だったから
真っ白い生クリームたっぷりのパイを相手の顔めがけて投げ、それが見事に命中しただけでどうしてあんなに面白いのかw
そんなシーンを見たら子供だったら一度はやってみたい(いや大人でも)

前回のPrivate Home Movieでも、BLACK OR WHITEのSF撮影の打ち上げで、監督のジョン・ランディスを標的にする計画をMacとともにおかしくて仕方ない風に面白がって立てて

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最後はスタッフも巻き込んでしっちゃかめっちゃかPie Fightシーンがありますよね^^
Macや子供たちを楽しませるため、もちろん自分が一番やりたかったかもしれませんけれど

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そんな風に

笑って「ばっかみたい」な事でも楽しんで

お気楽なおばかな振る舞いのその裏には想像以上の苦しみが伴っても

それを感じさせずにみんなを喜ばせること

ステージ上ならそれがエンターテイナーの努めだから

プライベートならそれがただのマイケル、いや、Appleheadだから

Uncle Doo Dooだから

それがいいんだ

そうしたいんだ



あの序文を読んだ後、そんな声が聞こえてきそうな気がしました・・
ま、いつもの根拠のないわたしの妄想です^^



マイケルが甥っ子3TのTajに贈ったThree Stoogesの本

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Taj, This book is valuable, I was only 3 years old when it came out.
Cherish it always. Love, Uncle Doo Doo M.J.

タジ、この本は貴重だよ。これが出版されたのは僕がたった3歳の頃だ。
ずっと大切にしてね。愛を込めて Doo DooおじさんことM.J






Doo Doo

あなたを愛してるファンはカーリーに負けちゃいないほど沢山いるよ
でもみんなあなたが生まれながらの歌やダンスの天才だから愛しているんじゃないよ

あなたのAppleheadで DooDooheadで
でも聡明で冷静で

ずるくてうそつきで
でも真面目で誠実で

つまんない冗談好きで
でもたまにおかしくて


自分の買い物カートの管理が出来なくてフリスビーとかへたくそで
でもリズムの管理とステップ・ターンは完璧で


ありえない色を組み合わせて変な柄同士を組み合わせて
でも白いシャツ1枚がとてつもなくセクシーで


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そして


ファンを愛して魂をとどけてくれる



そんなの全部ひっくるめてのあなたが




大好きなんだから





To DooDoo with LOVE (1)

マイケルのPrivate Home Movie。
最初から最後まで早送りするところ一切なしのステキマイケル満載の番組!
公式にDVD化(デジタルリマスターていうんですか?うーんときれいな映像でw)を切望する映像の第1位です、わたし的に^^

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この番組が製作された経緯はご存知の通り、あまり楽しい話ではなく、きちんとしたドキュメンタリーのつもりで撮影協力を承諾していたMJをものの見事に裏切ったあの忌まわしい「Living with Michael Jackson」が2003年2月に放送され、そのあまりの偏った番組内容に反論する意味もあり、本当の自分をきちんと理解してもらうために、マイケルが自分のために撮りためていたプライベートビデオを2時間番組用に編集しなおし、同年4月にネバーランドからマイケル自らがホストとなって進行する番組として放送されたものでした。

番組は、ネバーランドのプライベートシアターにいる彼のメッセージからスタートします。

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Many people are wondering, why would I put my private, private home movies on television?
Well… I thought it was time to do so because many people have opinions about me and they haven’t even met me.
They don’t even know me.
So, I thought it was time to open up, to show them who I really am.
I’m just simply… Michael Jackson.

多くの人は不思議がるでしょうね。なぜ僕が私生活を、個人的なホームビデオをテレビで流すのかと。
そうですね・・その時が来たと思ったんです。なぜなら多くの人が僕に一過言持っている、彼らは僕と一度も会っていないにもかかわらず。
僕のことを知りもしないのに。
だから、僕が本当はどういう人間かをみんなに見せてオープンにする時が来たんだと思ったんです。
僕は普通の人間・・ただのマイケル・ジャクソンなんです。


・・・


でも今回は凹んでしまいそうな話ではなく^^


わたしが好きなシーンは本当に沢山ありすぎて困ってしまうのですが、特にNeverLandでマコーレ・カルキンをはじめいとこや子供たちとめちゃめちゃ楽しむ彼の日常シーン。

もう楽しくて仕方ない感大爆発!w

YoutubeではPart5でそんなステキシーンが沢山見られます。

Michael Jackson's Private Home Movies Part 5



Mac(マコーレ)だのいとこだのにプールに何回も突き落とされるマイケルw
そして今まさに数人の子供たちにプールまで無理やり拉致られ

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I'm a nice person! I just took a shower! And I washed my head throughly!
僕はいい人です!シャワー浴びたばっかです!髪だってすっかり洗いましたー!
 

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ジャーンプ!

ドッボーン!!(爆

最後のほうではなんだかんだいいつつ自分で飛び込む捨て身のKing Of POP!


1991年イースターエッグハント(イースターの卵探しゲーム)場面では「金の卵を見つけた人が一番いい賞品もらえるんだ!1、2、3 GO!」と勢いよく探しに行きますが、他の子供たちが次々卵をGETするなか、Kingはまさかのゼロw

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焦ったKingはスタッフにこっそり小声で

Please, do you know where it’s hidden? Tell me… please. I wanna win this game…
お願い、どこに隠してるか知ってる?教えて・・頼むよ。このゲームに勝ちたいんだよぅ


あー、大人気なくてかわいい^^

大人気ないw彼は、卵を入れるかごを持ったまま、WIZで演じたかかしのように踊りながら

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I’m skipping with the eggs.
卵とスキップしてるんだ


あー、かわいさ大爆発^^

そんな風に楽しく卵を探している間、子供たちはしばしば彼を「マイケル」とは呼ばずに別の名前で呼びます。
Hey Applehead!Come on Applehead!
それについて進行役のマイケルが解説をします。

Most kids never call me by my name Michael.
Either Applehead or another name which I don’t wanna セッヘヘヘ!
(sayといいながら笑うw)
It’s not a bad word.
ほとんどの子供達は僕をマイケルって名前で呼ばないんだ
アップルヘッドとか別の名前のどちらかで・・てそれは言えないけどねへへへ!
悪い言葉じゃないよ



マイケルがネバーランドで友人である子供たちにAppleheadと呼ばれていたことは有名ですよね。
Appleheadの意味は「おばかさん」とか「おまぬけさん」

日本でも「ばーかーばーかまーぬーけー、おまえの母ちゃんでーべーそー♪」みたいに言いますが、USではでべそ自体は日本と逆で悪い意味はないのですって。
マイケルも立派なでべそですからねw

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あら、ステキなでべそw

だから彼にそんな風にはやし立てて言っても「お前の母ちゃんイカす」の意味にとられて、「Oh, ガッブレッシュ♪」てところでしょうか(笑)

すでにスターであった彼は、ただハチャメチャに楽しみたい最中に遊び相手に「かっこいいスター」「踊りの天才」みたいなイメージを思い起こさせる「マイケル」という名前を出したくなかったのかもしれません。
彼らと同じ目線で、彼らからも同じ仲間として過ごすのに、お互いの仲に立場や優劣のようなものを介在させたくなかったのではないでしょうか。
彼はネバーランドで遊ぶ時はスリラーのマイケルでもKing Of POPでもない単なるAppleheadでいたかったでしょうし、子供だって大好きな彼を「お馬鹿のマイケル」と呼ぶのが嬉しくて楽しくて仕方なかったでしょう。
マイケルは自分もAppleheadだけれど、一緒に遊ぶ小さな仲間もAppleheadと呼んでいたようです。
(彼からすればお馬鹿の意味もあるけれど、りんごみたいな頭=かわいい形=かわいこちゃんという意味もあったのでは・・などと深読みですかね?w)
それは言うなればマイケルが気を許した相手にだけ、呼ぶのも呼ばれるのも許した称号だったような気がします。


それはそうとして

では、彼が「もうひとつは言えないけどね」と言ったもうひとつの呼び名とは?


それはDooDoohead

DooDooとは幼児語で「ウンチ」を意味します。
さすがにTV番組では言えなかったわけですw



マイケルは自分の甥っ子や姪っ子にはUncle Doo Doo(DooDooおじさん)と呼ばせていたみたい。
ランディの娘でジェネヴィエーブとは異母姉妹にあたるスティヴァンナ(Steveanna)が、叔父であるマイケルの思い出を彼女のFacebookで書いたとされる記事(ソースはこちらから)があるのですが、本当に本人かどうかは実は定かではないらしい。
でもそこに興味深い記述がありますので、話半分に聞いてくださいね^^

マイケルおじさんは世界一のパフォーマーのうちの1人だと知られていました。
私はそれに異論はないけれど、私にとってはただ単にマイクおじさんでした。
私たちは彼の事を愛情を込めてUncle Doo Dooと呼んでいました。
なぜなら彼はいつも冗談を言ったり遊んだりする事が好きだったからです。
彼は夜中に私と兄弟に電話をしてきて、何ヶ月も彼とは話してなかったんだけど、違う声を使っていたずら電話をかけてきたんです!
彼だとわかるまで、すごくおかしかったです。

(いたずら電話・・うん、やりそうw)

中略

私の7歳の誕生日には彼はツアー*に出ていましたが、私の母にネバーランドの鍵を渡してくれて、そこで誕生パーティーをした事を覚えています。
従兄弟はみんなネバーランドで誕生パーティーをしたんです。それはうちの伝統でした!
もう1つの思い出は、彼は私をアップルヘッドと呼んでいた事です。
彼は家族のみんなをアップルヘッドと呼んでいました。

*スティヴァンナは1990年生まれで、7歳の誕生日は97年ですから彼はHIStory tourの真っ只中。ありうるw


次は間違いない情報です^^
彼の愛する3Tも過去のインタビュー(ソースはこちら)でDooDooおじさんについて話しています。
インタビュー自体は3Tの活動に関してがメインなので、彼らには悪いけれどw要約して抜粋させてもらいますね。

どうしてマイケルのことを「Uncle Doo Doo」と呼ぶのかと聞かれて

タリル:あなたもご存知の通り、彼はおばかだもん(笑) ふざけたことばっかするんだよ

タジ : それは、彼が自分自身につけた1000個のニックネームの内の一つなんだよ。
彼がいない時でさえ僕らはつながってる。
僕らは伯父さんに手紙を出し、彼が答える、その手紙に「うんち伯父さん」ってサインしてるんだ。
とにかく何かしらおふざけをするんだよ。

中略

マイケルを叔父さんと見るか、King Of POPと見るか?と聞かれて

タリル : 一度、デンジャラスツアーの間に、彼が「I Just Can't Stop Loving You」の歌詞を間違って歌って、ショーのたびに同じ間違えをしたんだよ。
僕らは彼に教えたんだけど、彼はいつも忘れちゃうんだ。
ある日、彼は歌詞を正しく歌った瞬間、ステージの上から(どうだい?みたいな感じで)僕らを指差したんだ。
僕らはビデオカメラを持っていて、別の時にステージ上から僕らに手を振ってって頼んだら、伯父さんは「Heal The World」の間に手を振ってくれて、それがとても可笑しくて。
そういうのが、彼がやっぱり僕らの伯父さんだってことを思出ださせてくれるよね。
僕らが楽屋でテレビゲームをしたり馬鹿げたことやジョークを言っている時、彼はまさに「Doo Doo 伯父さん」なんだよ!
でもステージに上がったら、僕らでさえ気絶させちゃう伯父さんはステキだよ。誰だって彼のパフォーマンスを見ながら気絶しちゃう、それは僕らも同じだよ。



ジョークが好きでゲームが好きで、楽しいことを言うのもやるのも好きで、人を笑わせて楽しませることが何より好きだった彼。

ネバーランド内で遊ぶ仲間(Applehead)達とApplehead Clubを作っていたことはMacも話していましたが、そのクラブの前身といえるThe Rubberhead Club(今度はゴム頭ですw)なるもののメンバーズルールが書かれたメモが残されています。ソースはこちら

Rubberhead club

たとえば
All members of the Rubberhead Club must be idiots and act crazy times.
すべてのRubberhead Clubメンバーは、クレイジーなふるまいをする大馬鹿者でなければならない

All members must have the brain power of a two year old child.(Michael qualifies)
すべてのメンバーは、2才の子供の知能を持たねばならない。(マイケルは達成済み)(爆)

All members must read and know the story Peter Pan fluently.
すべてのメンバーは、「ピーターパン」のストーリーをすらすらと話せなければならない

All members must watch at least 2 episodes of the Three Stooges every day.
すべてのメンバーは、毎日「3バカ大将」を少なくとも2エピソードは見なければならない

When a member is confronted by another member of the Rubberhead Club, he is to give a peace sign, and then half of it.
Rubberhead Clubのメンバーと向かい合ったら、ピースサインをすること(その半分でも)*
*ピースサインの半分?一部?それには続きがある、という風に訳してもおかしいので、ここはちょっとわかりません。ごめんなさい><

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ピースサイン・・

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その半分?(違w)


などなど。
一説にはこのルールはTitoの息子(3Tの誰か)が作ったというのもあって、確かに子供っぽい表現もありますが、マイケルが絡んでいないわけないので真相は藪の中です。
とにかく2歳ぐらいの知能があればOKというゆるいクラブですが、汚い言葉遣いや酒やタバコやドラッグ禁止!というルールもあって、子供向けというより大人がむりやり入っても規約に引っかかるようになっているということですね(笑)
マイケルの大好きなコメディ、Three Stooges(3バカ大将)毎日2本ずつ見るってのも結構厳しいw

マイケルはこのコメディの大ファンでしたが、あの冤罪で苦しめられた2005年の裁判の無罪評決の日、自宅へ戻ってから家族と一緒に見たことでもわかるほど、彼にとっては単に好きなコメディ作品というだけではなく、特別な想いを抱いている作品なのだと思います。
彼が愛したこのコメディに出てくるコメディアンの中に彼が感じたもの・・それは


長くなりました。

続きます。

The reason I love his dance.

s-IMG_4348.jpg

「なんかかっこいいでしょ?こんなのあんた好きそうだからさぁ」
そう言って結婚祝いに友人から贈られたこの絵はうちのリビングの正面の壁に飾ってあるものです。

COME BACK DANSING!1950
1950年代のダンスよ、もう一度!

うん、好き好き^^
アメリカのモノクロムービーに出てきそうな感じでいいわぁ、ありがとう♪

ぐらいしか感想はなくて、でも部屋の雰囲気がたいそうよくなるので目立つ場所に飾って、その後何年も何年も特別どうということなくすっかり空気のような存在になっていったこの絵。

ある日デパートの催事場で行われていた展示会。
何気に覗いたわたしの目に飛び込んできたリビングの絵と同じ写真。
そこではじめてその絵がフレッド・アステアの1953年主演のミュージカル映画「The Band Wagon」でのダンスナンバー「The Girl Hunt Ballet」の1シーンだったということがわかったのでした。
Fred Astaire and Cyd Charisse


Fred Astaire

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言わずと知れたマイケルが尊敬していたHEROのうちのお一人。
この「The Girl Hunt Ballet」がマイケルの「Smooth Criminal」はもちろん、彼のパフォーマンスやSFに多くの影響を及ぼしていることはご存知の方も多いでしょう。

The Band Wagon - Fred Astaire and Cyd Charisse



SmoothCriminal.jpg
まんまです^^

この動画の冒頭、ギャングの入店の動きもSmooth Criminalで見覚えありますし、アステアが入店する時の動きは「You Rock My World」のダンスムーブです。
この動きはSmooth Criminalのライブパフォーマンスでは振り付けにもなっていますし、店内で繰り広げられるギャングとの格闘ダンスシーンもSmooth Criminalを彷彿させる雰囲気ばかり。(てか元がこっちですけれどw)

You rock my world5

それだけではなくアステア作品の中の彼の動きを見ると、マイケルっぽい♪というのが沢山あるのですね。
アステアの1935年の映画「Top Hat」でのソロダンスシーンを見ると、彼はステッキを巧みに使って踊るのですが、途中ステッキを蹴り上げる足の動きが、クリス・タッカーが反対側の足でやってしまうマイケルのキックに見えたり、アステアがターンを何度かした後に前かがみで静止するポーズなんて、マイケルの有名な「Billie Jean」でのターンの後のつま先立ちで静止する動きのもとになっているんじゃないかと思うぐらい。

Fred Astaire Bojangles
ミュージカル「Swing Time(有頂天時代)」のアステアのシャドーダンス・・こんな演出見覚えありの人手を上げて^^


アステアはSmooth CriminalのSFを撮影時はまだ存命していましたが、その後4ヶ月ほどでこの世を去りました。
奇しくも憧れの人へのトリビュートはオマージュとなりました。

Michael Jackson & Fred Astaire: The Master & His Teacher





アステアのダンスの優美さといったら。
指先、足先にまできれいに神経が行き届いた動き。
静と動のコントラスト。
踊りの中の一つ一つのセグメントに、ギクシャクしたつなぎ目が一切感じられない一筆書きのようななめらかさ。
上体の軸がぶれないバランスのとれた軽い身のこなし。

まさにマイケルそのもの!

わたしがマイケルのダンスを見ていつもうっとりするのが、このしなやかな優美さです。
パフォーマンス中、どこを切り取られてもどの瞬間を撮られても、指先まで足先まで美しく優雅でしょう?
他のダンサーの、上手だけど、Powerは感じられるけれど、どことなく力だけで押すような筋肉だるまのダンスというか、力強いといえば聞こえがいいですけれど、力こぶぱんぱんでそれがかえって重さを感じる踊りよりも、重力など感じていないかのように、複雑なセグメントを難なくやってのけてしまう、まるで滑るようになめらかで品のあるマイケルのダンスは「芸術(Art)」を鑑賞しているのと同じ気持ちになるのですね。

マイケルは幼い頃からダンスを習ったことなど一切なく、まさに神様から贈られた天性の才能があったのだと思いますが、それだけではなくただただ憧れだったジェームズ・ブラウン(過去記事)のファンクステップを食い入るように見て真似たのと同時に、やはり大好きなアステアやサミー・デイビスJr(過去記事)のタップや所作も研究し練習し、そうやって彼らのエッセンスを自然に吸収していったのですね。

マイケルは若い時からずっと彼らに夢中だったとよく話しています。


■1987年BADツアーで来日中に受けたインタビュー
I've always love to dance.
When I was just real little I used to watch Sammy Davis, Fred Astaire, James Brown...and just dancing about the house.

いつだって僕はダンスが大好きだ。
ほんの小さい頃は、サミー・デイヴィス、フレッド・アステア、ジェームズ・ブラウンを見ては、とにかく家中で踊ってたんだよ。



■2001年 TV Guide インタビュー にて、若い世代から真似られることに関して聞かれて
I have no problem with them imitating [me].It's a compliment.
Everybody has to start out looking up to someome.
For me it was James Brown, Sammy Davis Jr., Jackie Wilson, Fred Astaire, Gene Kelly.

まねされることには何の問題もないよ。光栄だね。
だれでも誰かを尊敬することからスタートするものさ。
僕にとってはそれがジェームズ・ブラウン、サミー・デイビスJr、ジャッキー・ウィルソン、フレッド・アステア、ジーン・ケリーだったんだ。



■2002年 VIBE インタビュー
I'm crazy about Sammy Davis Jr., Charlie Chaplin, Fred Astaire, Gene Kelly, Bill “Bojangles” Robinson-the real entertainers, the real thing, not just gimmicks, showstoppers.

僕が夢中なのは、サミーデイビスJr、チャーリーチャップリン、フレッド・アステア、ジーンケリー、ビル”ボージャングル”ロビンソン*・・そういう本当のエンターテイナー、本物の、小細工なしのショー・ストッパー*(賞賛の拍手が鳴り止まずショーを中断させてしまうほどの天才)たちなんだよ。


*Bill"Bojangles"Robinson・・アステアやサミーにも影響を与えた伝説の黒人タップダンサーです。でもサミーの十八番である「Mr.Bojangles」の歌に出てくるBojanglesではないようです。歌の中の老人が自らを「かつてはBojanglesと呼ばれたこともある」というのは、天才Bojanglesぐらいイカしたダンサーだったのさ、という意味なのでしょう(プチ情報w)

*ちなみにIT関連でこの言葉は、「ハードおよびソフトの致命的な問題やバグ」のことを言って、まったくもってよくないイメージなのですw エンターテイメント界ではいい意味で使うのですね。(プチ情報2w)




ケニー・オルテガもインタビューで語っていました。(ソースはこちら
「僕は、マイケルは(ジーン・ケリーより)フレッド・アステアのエレガンスさに影響を受けていたと思う。
マイケルはサミー・デイビスJrやジェームス・ブラウンやジュディ・ガーランドやフレッド・アステアを敬愛していた。
でも、彼らと同じになったということではない。
マイケルは彼らから何か触発されただろうけれど、あくまで自分で全てを作ったんだよ」


アステアの洗練された美しいダンス
サミーの粋で品のあるスマートなタップ
JBが持つファンキーでソウルフルなステップ

少なくとも彼らから学べるだけ学んだあとは、それら彼らのエッセンスは全て自分の血となり肉となり細胞となって、もともとの天性の才能と溶け合い融合し、他のだれでもない唯一無二の自分だけの芸術に昇華させた。

踊りの基礎だといわれるタップや、BADのSFでみられたウエストサイドストーリーを髣髴とさせるジャズダンスや、宇宙遊泳のようにかかとを軸にゆっくりまわるムーンウォークや、バックスライド(今一般に言われているマイケルのムーンウォーク)を生んだ黒人のストリートダンス、これらも一目見れば自然と体が反応してしまう彼が、そこに練習と言う努力を足した結果、時に美しく、時にエネルギッシュに、正確で緻密で、だけどそれだけじゃない魅せるダンスを自分のものにしてしまった。

しかも彼は黒人特有の素晴らしい身体能力ゆえに、すぐに発達しやすい筋肉を持っていましたが、特に上半身の筋肉が発達しすぎると美しくみえないとして、出来るだけ鍛えるのはインナーマッスルのみ、という徹底ぶりをもって踊っている時の見た目をもコントロールしていました。
確かに胸筋が発達しすぎると、上体が大きくなりすぎて繊細な踊りにはそぐわない体型になりますし、何といっても激しい動きから静止した後の呼吸状態がわかりやすい。

余談ですが、TIIでのドリルから「They Don't care about us」へ移る一瞬の静止時、バックダンサーは胸が大きく上下に動き、その呼吸の激しさが伺えますが、マイケルの胸は少しも揺れない。
これはマイケルが持つ特別な呼吸法によって制御されているのだと聞いたことがありますが、それに加えて筋力はつけても必要以上に上体に筋肉をつけない彼の肢体とのなせる技。
まさに完ぺき主義者のプロ意識を垣間見れた瞬間でしたよね。

彼のその必要以上に筋肉を発達させない細身の肉体が優雅さを生むのです。
わたしが彼のダンスを好きな理由のひとつです。
弱々しい細さではなくしなやかな筋肉を軽くまとったかのような彼だから、よけいに手足の伸びやかさが美しく見えるし、それこそただ歩くだけの動きでもきちんときれいでしょう?
マイケルはセクシーではあるけれど、それは一般的に言われている色気というより、ミケランジェロのダビデ像のような、裸体なんだけど下品じゃないというか。
例えば「In The Closet」のような官能的な踊りであっても、どうしてもその中に品を感じてしまうのは、やはり体つきが大きく関係しているような気がします。

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アステアやサミーにもそれを感じます。

The Band Wagon - Fred Astaire and Cyd Charisse

アステアは前述の「The Band Wagon」内のダンスナンバー「The Girl Hunt Ballet」で、相手役のCyd Charisse と踊っていますが、セクシーな絡みというよりは紳士的に彼女をエスコートし、彼女の魅力を際立たせてあげているように見えるのは、やはりアステアの細身の体が生み出す洗練さゆえではないかなと。

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ショーで軽々とタップを踏むサミーのパフォーマンスから感じるのは、やはり細身の重力を感じさせないその姿だからこそかもし出される小粋で上品でスマートな優美さでした。


あのクインシー・ジョーンズをして「フレッド・アステアやサミー・デイビスJr、ジェイムズ・ブラウンを同時に連想させる至芸者」と言わしめたマイケル。

尊敬して憧れた多くのショーストッパーたち・・
その偉大な先人たちの誰にも真似できない真髄を彼はいとも容易く手に入れた。

一筆書きのような途切れ感のない流れるようなきれいな動き。
動と静のコントラストが絶妙で、激しい踊りの最中でも彼の手足の運びはスローモーションのように優雅。
にもかかわらず、音とのタイミングは気持ちのいいほどぴったり決まる。
顔や首が一番美しく見える角度に、手足は伸ばされようが曲げられようが絶対に美しく見える位置へ寸分たがわず「ここ!」というポジションにぴたっぴたっと決まる。
その踊りはもはや「振り付け」ではなく、彼の「呼吸」そのもの。

I know my fate is to show others that this silence, this light, this blessing is my dance.
I take this gift only to give it again.

この静寂と光と祝福こそが僕のダンス、そしてそれを人に魅せることが自分の宿命
この(神からの)ギフトをまた人々に分け与えるだけ

MJ Dancing the Dream内「Dance of Life」より抜粋




2010年8月15日、ニューヨーク州サラトガ・スプリングスの国立ダンス博物館。
1987年に創設されて以来、主としてバレエやモダンダンス界での功績を認められたダンサー・振付師が対象で、アステアや伝説のタップダンサー、ビル"ボージャングル"ロビンソンを含め43名が殿堂入りしていました。
マイケルはその44人目としてPops/Rock界から快挙ともいえる初の殿堂入りを果たしました。

Michael Jacksonという、このリズムに魅入られた天才が神から贈られた天賦の才能を惜しみなく使って、自身の宿命に従いわたし達に魅せてくれるダンスは、彼が敬愛した偉大な先人たちの魂を受け継ぎながら、自らのオリジナルとして進化させ昇華させた、最高に優雅でファンキーで洗練された超一流のエンターテイメント。

それが証明された殿堂入り・・なのでしょう。


closet5.jpg



I've always love to dance.
When I was just real little I used to watch Sammy Davis, Fred Astaire, James Brown...and just dancing about the house.

いつだって僕はダンスが大好きだ。
ほんの小さい頃は、サミー・デイヴィス、フレッド・アステア、ジェームズ・ブラウンを見ては、とにかく家中で踊ってたんだよ。



You are a true genuine showstopper!
Your dance lives forever..


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gonpee2008

Author:gonpee2008
名前はakim
家族は主人と猫のゴン&ピー
いたってノーマル・・だけどMJバカw

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