She is invincible - エリザベスとマイケル
US時間で26日、こちらでは27日、ハリウッドにある、あの言わずと知れた観光名所グローマンズ・チャイニーズ・シアター前の広場にマイケルの足型、手形を残すセレモニーが行われましたね。
(Yahooニュース)
手形・足型というとすぐに思い出されるのは、1984年6月、すでにアルバムThrillerを出し、もはやジャクソンズの一員というよりも、ソロアーティストとして大成功を収めていたマイケルが、兄弟と行う最後のVICTORYツアー直前。
当時ラスヴェガスにも、ハリウッドと同じWalk of Fameの大通りを作る計画が持ち上がり、多くの著名人に手形・足型のオファーがあり、マイケルもその一人として実際にハリウッドと同じ大きさの石に型を残しました。


はい、ここに押してね~

はい、サインもしてね~
ところがその都市計画はその後頓挫。
せっかくの手形の石板は、都市計画に賛同していたリヴィエラホテルの地下室に長らく保管されていたようです。
そのホテルが建て替えだか取り壊しだかわかりませんが、とにかく建物がなくなるということで、マイケルの石板は21年ぶりに地下倉庫から出された訳です。
当時の所有権はホテルにあり、なんとくじ引き抽選で当たった男性のもとへ石板は渡ったそうです。
その人は今度は自宅ガレージに石板を保管していたとか(おーのー><、なんて軽い扱い!マイケル~涙)
アンドリュー・ウィルソン(黒帯の空手家でもありカンフーなどの格闘家らしい)は、90年はじめにマイケルのお誕生日のサプライズとして、武道にも詳しい彼を喜ばせるために格闘技のデモンストレーションをネバーランドで行ったそうです。
2005年の裁判時には、地元サンタバーバラに住んでいた彼は、マイケル擁護の手紙を地元新聞社に送るなどしていたらしく、当時のネバーランド職員から、マイケルもとても喜んでいたと伝えられたそう。
そのウィルソン氏は、2009年のあの日ラスヴェガスの武道大会に出ていて、偶然ネバーランドで知り合った職員と会って、「マイケルの石板を所有している男性が、石板を手放したがっているのだけれど、あれを所有する人間はあなたが適任だ」と言われ、マイケルの手形・足型の石板を譲り受けたそうです。
マイケルの左手の手形の中央、くぼんだ部分がハート形のように見え、さらにはそこにひびが入っているように見えることから

後にThe Broken Heart Stoneと呼ばれるマイケルの石板は、こうしてウィルソン氏のもとにやってきました。
ちょうど1年前にBroken Heart Stoneがオークションに出されるという報道がなされました。
その時点では「なんでもかんでもオークションなんだなぁ・・」という、ある意味もう別に驚きませんよ的感想を抱いただけだったのですが、その後の顛末はわからずじまいでした。
実は、ウィルソン氏はBroken Heart Stoneのオークションを取り止めたようで、この石板のHPまで作ってマイケルの偉大なレガシーであるBroken Heart Stoneにまつわる話(上記はそちらを参考にさせていただきました)やGalleryで当時の写真なんかもシェアしてくれています。
そして所有者の思いなんかも。
そこにはこう書かれています。
「この石板は、それにふさわしい適切な場所が見つかるまで、しっかりと保管されます。
例えば、博物館、または世界中の人がそれを見れるような名誉ある場所・・
そこでこの石板を見てマイケルから発せられるメッセージを味わうということは、彼の素晴らしい遺産でもあり、彼のファンにおいては最高なことなのです」
・・・
ねぇねぇ
ミスターウィルソン^^
「それにふさわしい適切な場所」
「例えば、博物館、または世界中の人がそれを見れるような名誉ある場所」
それってまさに
チャイニーズ・シアター前じゃね?(笑)
昨年の12月、ジャクソンファミリーが、このBroken Heart Stoneの所有を巡ってオーナーともめているだかなんだかという報道もあったけれど、できたら子供たちが代理で押した手形・足型よりも、いやそれもいいのだけれど、まぎれもなくマイケル本人のサインもきっちり入っているBroken Heart Stoneを、すぐにとは言わないけれど、いつかチャイニーズ・シアター前の広場の、子供たちが押した型の隣にでもセットしていただけたらどんなに素敵なことでしょうか。
チャイニーズ・シアターにふたつも手形・足型のブロックタイルがあるなんて、さすがやっぱりKingだね!ってことになったら
きっとマイケル喜びそうなんだけれどなぁ
・・て、実は今日のお話はここからが本題なんですよね(爆)
あまりに長い前説で、本当に書いている自分がびっくりですw
あらためてグローマンズ・チャイニーズ・シアター前の広場に手形・足型を残すというのは、名実ともにハリウッドで崇敬される俳優や女優のみが許される栄誉です。
このシアターがオープンした1928年以降、多くのハリウッドスターたちがここにその名誉ある証を残しています。
有名なマリリン・モンローをはじめ、マイケルが尊敬したフレッド・アステアやジーン・ケリー、ジュディ・ガーランド・・そして
エリザベス・テイラー
このハリウッドの申し子であり、マイケルの最愛の親友であり、彼の最大の理解者に関しては過去にも書きましたけれど、とにかくこのステキな女性を思い出す曲がありまして
わたしが大好きな彼のアルバム「INVINCIBLE」の表題でもあるINVINCIBLE。
この曲は、何をどうやっても自分になびいてくれない女性に対して、僕なら他の誰かより絶対彼女を満足させることができるのに、彼女は手ごわい、どうしても打ち負かせない、うんと言わない無敵の女だ、とぼやいているw歌ですね。
昔どこかで、これはダイアナ・ロスに対する気持ちを歌っていると読んだことがありました。
なるほど。
まぁわたし的には、これは創作時にそれまでの、あるいはその時点での、マイケルに関わった、あるいはマイケルが関わりたいと願っている女性たちにインスパイアされた、もしくはイマジネーションの産物だと思っていますが。
一人に限定できない感じ、というのかな。
INVINCIBLE
歌詞はいつものこちらへ
大西恒樹氏:マイケルの遺した言葉/マイケル・ジャクソン氏の歌詞の日本語訳詞集
中でも特にここ。
If there's somebody else, he can't love you like me
And he says he'll treat you well, he can't treat you like me
And he's buying diamonds and pearls, he can't do it like me
And he's taking you all across the world, he can't trick you like me
もし誰か他の男がいても、僕のように君を愛せない
君を大切にすると言ったとしても、僕ほど君を大切にできない
もし彼がダイヤや真珠を買っても、僕みたいにはできないさ
彼が君を世界中に連れて行っても、僕のような芸当はできないね
この中の
And he's buying diamonds and pearls, he can't do it like me
もし彼がダイヤや真珠を買っても、僕みたいにはできないさ
ここが耳についてついて・・w
ここだけをピックアップすると、前言撤回みたいで申し訳ないのですが、俄然浮かび上がる一人の、まさにインビンシブルな女性。
はい、またきた
エリザベス・テイラー

マイケルがダイヤや真珠を貢ぐ女性w
というか、マイケルの周りで彼に宝石をねだるタイプの女性が、彼女しか思い当らなかっただけかもしれませんけれどw
もちろんマイケルとエリザベスはお互いを尊敬しあって固い友情で結ばれていた素晴らしい間柄であって、色恋感情が介在していたとは思っていませんが、彼が曲を創造する際に「彼女にはかなわないなぁ」みたいな感情を思い出させて、それがこの曲のパーツの一つになったかもしれない、といういつものわたしの勝手な妄想ですけれど。
エリザベスはとても宝石好きで有名でした。
彼女を愛した男性は、もちろん友人も彼女が好きなものが何かよくわかっていましたけれど、特に彼女を愛した男性は、その愛の証として信じられないほど素晴らしいジュエリーを彼女に捧げてきました。
生涯で8度の結婚、という恋多き女性でもありました。
NYのクリスティーズ・オークションで昨年の12月に、The Collection of Elizabeth Taylorが開催されました。
Elizabeth Taylor’s Jewels, On View at Christie’s
彼女の膨大な数の美しい衣装、装飾品、そして彼女が愛した目もくらむようなジュエリーの数々。
生前彼女は、「自分がもしも死んだら、愛してやまない大切なジュエリーたちは世界中に散らばってしまうでしょう」と語っていたとか。
マイケルもそうですが、オークションはセレブリティの宿命なのか、彼女が言っていた通りになりました。
ですが、今回の収益のほとんどは、彼女が心血を注いでいたエリザベス・テイラー・エイズ基金に寄付されたようです。
それだけがある意味救いではあります。
マイケルの所有物たちも、3年にも満たないというのに、多くの貴重なものが世界中に散っていきましたね。
ですが、スリラージャケットのように、落札した後展示という形で多くの人が見ることができたり、収益を病院などに寄付されたりといった、投資目的ではない、何らかの形で彼のレガシーを、あるいは精神を大切にできるような所有者にわたることを願います。
今回のBroken Heart Stoneは、かろうじてオークションはまぬがれましたが、できれば本当に世界中の誰もが見に行ける場所で、マイケルに触れることができるような形で残してほしいと願ってやみません。
うん、やっぱりチャイニーズ・シアターに、ふたつめのブロックタイルとして・・
絶対マイケル喜ぶと思うんだけれど・・w
話を戻すと。
その素敵な出品の中に、マイケルが彼女に贈った宝石も何点かあって、それにまつわるお話を知ると、エリザベスの、計算高いけれど憎めないかわいらしさや、いくつになっても魅力あふれるフェロモン具合とか(笑)を感じて、さすがのマイケルも彼女にかかると子供だよなぁ、なんて思えてますます彼女のインビンシブル度が高くなった次第なのです。
ご紹介しましょうね^^
2002年に出版された彼女の著書、Elizabeth Taylor: My Love Affair with Jewelryより、マイケルにまつわるお話です。(sourceはこちら)

一つ目は彼女を喜ばせたくて頑張るマイケルwと、1枚も2枚も上手なエリザベス^^
----------------------------
Over the years Michael has given me some truly incredibly jewelry.
Once he gave me a huge diamond ring and kept saying, "Put it on, put it on. Look at the way it sparkles. I bet it's bigger than the Krupp."
So I asked innocently, "Really?
How many carats is it, Michael?" "Seventeen," he answered.
I embraced him and whispered in his ear,
"My honey darling, you missed."
長年にわたって 、マイケル は本当に信じられないほど、私にジュエリーを贈ってくれた。
一度、とても大きなダイアモンドの指輪をくれたことがあったの。
彼は言ったわ、「はめてみて、はめてみてよ。この輝き方を見て。クルップより大きいの間違いなしだよ」
そこで私は無邪気に尋ねたの。
「本当?それ何カラットあるの?マイケル」「17カラット」と彼。
私は彼を抱きしめて、彼の耳元でささやいた。
「 My honey darling, you missed. マイダーリン、残念だけど、はずれだわ」
----------------------------
きっと彼女はわざと「何カラットなの?」って聞いたんだ(笑)
プレゼントをもらっておいて「おあいにくさま、そう簡単にはいかないわよ」と言いたげににっこり笑う彼女の顔と、残念そうに頭をかきつつ、照れくさそうにくすくす笑うマイケルが目に浮かぶ^^
クルップよりも大きいと彼女に自信たっぷりだったマイケルですが、クルップというのは、エリザベスが最も愛した男性と言われるリチャード・バートン(2度の結婚と離婚の相手)から贈られた33.19カラットのクルップと呼ばれるカットのダイヤモンドリングのことです。

これがそうよ、よく見たんさい^^
これに比べれば、確かに17カラットのマイケルのダイヤは大負けですw
それでも17カラットといえば、相当の大きさ。

オークションに出されていたマイケルから贈られた16.98カラットのリングです。
ひょっとしたら、この時のものかもしれませんね。
17カラットじゃないけど(さば読んだなマイケル)ま、いっかw
もうひとつのお話です。
-----------------------------
Another time we were at an auction together and I was getting excited about bidding on a pair of long shaggy Marina B diamond earrings, so I told him that he had to buy something, too.
I showed him this delightful monkey necklace made up of diamonds, emeralds, and rubies with matching earrings.
He probably thought I had something like "auction fever" when I pointed out that the two monkeys symbolized us, bonded in friendship.
In hindsight, I must have made some sense, because these little monkeys are perfectly at home with all my other beloved jewelry.
また別の時、私達は一緒にオークションにいて、私は一組の長い素敵なマリーナBのダイアモンド・イヤリングに値を付けるのに夢中だった、で、彼に、あなたも何か買わなくちゃ!と言ったの。
彼に、そのイヤリングにマッチした、ダイアモンドとエメラルドとルビーでできている、この楽しいお猿さんのネックレスを見せたのよ。
この2匹のお猿さんが、固い友情で結ばれた私たちを象徴しているのよ、と私が指摘した時、彼はおそらく私が「オークションフィーバー」のような、何か熱にかかっていると思ったんじゃないかしら。
後になって、これには意味があったに違いないと思ったわ、なぜならその小さなお猿さんたちは、私の最愛のほかのジュエリーたちすべてと完璧に仲良しなんですもの。
-----------------------------

もちろんGold monkeyがマイケルだよね^^
最初にジュエリーだけを見たら、マイケルが自分で考えてエリザベスに贈ったのかと思って、マイケルらしいな~なんて思ったのですが、どっこい、実際は彼女がうまーくおねだりしたのですね。
マイケルが「やれやれ、君にはかなわないよ」なんて言いながら落札した(と思われるw)、二人の友情の証。
もともとこのMonkey Necklaceは、ジュエリーコレクターとして名高かったある男爵夫妻の持ち物で、夫妻が亡くなったあとオークションに出されたらしく、55,000ドルで落札されたそうです。
2000年当時は1ドル105円くらいだったから、マイケル575万円で・・Waw、さすがw
でもマイケルもエリザベスから象をプレゼントされているわけですから、お互い相手の喜ぶ顔を見るために贈り物をしあうことは楽しいことだったのでしょうね。
わたしたちとはスケールは相当違うのですけれど・・ww
この本にはそのほかに、エリザベスのお誕生日の日に、またもやマイケルにジュエリーを(彼女は冗談のつもりでってありましたがウソだw)おねだりし、マイケルは彼女のために薄型テレビをプレゼントとして用意していたのに、結局ルビーの目を持つ象の刺繍が美しいエキゾチックなバッグもプレゼント(するはめになったw)してくれた、とか、エリザベスがマイケルに象をプレゼントするいきさつとかのお話も^^

このダイヤのブレスレットもマイケルからのプレゼント^^
エリザベスのジュエリー関連逸話はまだあって、彼女は2001年のマイケルの30thアニバーサリーコンサートへの出演依頼に即答を避けたらしく、マイケルからジュエリーをプレゼントされた途端「もちろん行くわよ、マイケル」と承諾した、というのは有名なお話ですが、幼いころはマイケルの友人、そして大人になってからはマネージャーであったフランク・カシオが、昨年発売されたドキュメンタリー「THE LIFE OF AN ICON」でそれは本当の話だと語っていました。
このお話は、海外のファンには「リズに失望した」という意見もあったようですが、わたしはなんとも彼女らしいと思いました。
彼女はマイケルがデビューするよりもずっと昔からチャイルドスターで、それこそ筋金入りのハリウッドスターでしたでしょう?
厳しい現実や辛い憂目にもあったでしょうけれど、そこはやっぱりスターならではの天真爛漫な、自分の気持ちを優先してふるまうことが身についている人。
いくらマイケルの頼みでも、「気が乗らなければ行きたくないわ」的なところが、今では評判を落とすことを避ける人が多い中で、逆に往年のハリウッド・スター・オーラがビシビシと感じられて、それじゃなけりゃインビンシブルじゃないよね、なんて単純なわたしなんかは思って、結構好きなエピソードなんですねw
で、何事もなかったかのように、マイケルと一緒ににっこりとお写真におさまるエリザベスw

この時に彼女が身に着けているジュエリーをマイケルが贈った、という情報もありますが、実際は彼女の3番目の夫、プロデューサーのマイケル・トッドから贈られたダイヤのセットです。

この方は不幸にも飛行機事故で、エリザベスを残して亡くなられます。
彼女の心痛は相当なものだったようですが、トッドの親友である歌手エディ・フィッシャーが落ち込む彼女を助け、やがて彼女の4番目の夫になるのですが、「クレオパトラ」で共演した例のクルップを贈ったバートンと恋に落ちてしまって、5度目の結婚・・
とにかく、彼女の愛の思い出は、そのほとんどが宝石とともにあると彼女自身も言っています。
が、宝石さえ与えればこちらのもの、なんてとんでもない。
彼女にとって本当に大切なものは・・
彼女が亡くなる約2か月前のインタビューです。
(source:BAZAAR February 9, 2011)
I never planned to acquire a lot of jewels or a lot of husbands.
For me, life happened, just as it does for anyone else.
I have been supremely lucky in my life in that I have known great love, and of course I am the temporary custodian of some incredible and beautiful things.
But I have never felt more alive than when I watched my children delight in something, never more alive than when I have watched a great artist perform, and never richer than when I have scored a big check to fight AIDS.
Follow your passion, follow your heart, and the things you need will come.
私は決してたくさんのジュエリーやたくさんの夫を得ようと計画していたわけじゃないわ。
私にとって、人生は過ぎ行くもの、誰にでもそうであるようにね。
素晴らしい愛を知っていたという点では、私は人生で最高についていたわね、もちろん私は驚くほど美しい物達の臨時の管理人よ。
でも、私の子供たちが何かを楽しんでいるのを見た時以上に、自分が生きていると感じたことはないし、素晴らしいアーティストのパフォーマンスを見た時以上に、生きていると感じたことはないし、エイズと戦うために必要な額の小切手を切れた時以上に、豊かな気持ちになることはないわ。
情熱に従うの。心のままに従うの。そうすれば必要なものはやってくるのよ。
-------------------------------
「情熱に従うの。心のままに従うの。そうすれば必要なものはやってくるのよ。」
彼女をまさにあらわしている言葉だと思いました。
そしてわたしが憧れるのは、美しい宝飾品を多数所有していても、自分は「臨時の管理人」だと言っていますね。
美しいものに囲まれるのは大好きだけれど、それらに決して執着していない潔さを感じます。
母親としての顔、女優という芸能に生きる者の顔、そしてヒューマニタリアンとしての顔・・
どんな立場の時も情熱を忘れずに、自分の心に正直に生きたひと。
この姿勢は、同じく親の顔、エンターテイナーの顔、ヒューマニタリアンの顔など様々な顔を持つマイケルとも多くの共通点があったわけで、口先だけではなく本当にその情熱、そして心に従って生きた彼女に「彼女は無敵だ、誰も勝てないよ」なんていう気持ちをマイケルが持ったって不思議はないなぁと強く思ったのでした。
そして素晴らしいアーティストのパフォーマンスっていうのは、もちろんマイケルでしょ?ねぇエリザベス!
Girl won't give in to me, she's invincible
ねえ、僕に降伏してくれない?彼女は無敵さ、歯が立たない

・・ふふ、ところでさ
もしあのBroken Heart Stoneが正式に認められたら、チャイニーズ・シアターにふたつのブロックタイルを残したのは僕だけってことになるよ
どうだい?エリザベス^^
そうねマイケル、とても素晴らしいわ
でも、ところであなたはオスカーをいくつ持っていたかしら?
・・ひとつ
あら、落札したものは違反よ 自分のでなきゃ、私はみっつだけど
・・やっぱり君にはかなわないなぁ
そんなことより映画に行きましょうよ そうそう、素敵なジュエリーショップがあるのよダーリン
くすくす・・

なんて今頃
・・ね
Elizabeth’s friendship is like the perfect jewels she owns..
indestructible and eternal.
エリザベスとの友情は彼女の持っている完璧な宝石のようなものです
それは簡単には決して壊れない永久に続くものなのです
-Michael Jackson
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リズではなくエリザベスへ その1
リズではなくエリザベスへ その2
(Yahooニュース)
手形・足型というとすぐに思い出されるのは、1984年6月、すでにアルバムThrillerを出し、もはやジャクソンズの一員というよりも、ソロアーティストとして大成功を収めていたマイケルが、兄弟と行う最後のVICTORYツアー直前。
当時ラスヴェガスにも、ハリウッドと同じWalk of Fameの大通りを作る計画が持ち上がり、多くの著名人に手形・足型のオファーがあり、マイケルもその一人として実際にハリウッドと同じ大きさの石に型を残しました。


はい、ここに押してね~

はい、サインもしてね~
ところがその都市計画はその後頓挫。
せっかくの手形の石板は、都市計画に賛同していたリヴィエラホテルの地下室に長らく保管されていたようです。
そのホテルが建て替えだか取り壊しだかわかりませんが、とにかく建物がなくなるということで、マイケルの石板は21年ぶりに地下倉庫から出された訳です。
当時の所有権はホテルにあり、なんとくじ引き抽選で当たった男性のもとへ石板は渡ったそうです。
その人は今度は自宅ガレージに石板を保管していたとか(おーのー><、なんて軽い扱い!マイケル~涙)
アンドリュー・ウィルソン(黒帯の空手家でもありカンフーなどの格闘家らしい)は、90年はじめにマイケルのお誕生日のサプライズとして、武道にも詳しい彼を喜ばせるために格闘技のデモンストレーションをネバーランドで行ったそうです。
2005年の裁判時には、地元サンタバーバラに住んでいた彼は、マイケル擁護の手紙を地元新聞社に送るなどしていたらしく、当時のネバーランド職員から、マイケルもとても喜んでいたと伝えられたそう。
そのウィルソン氏は、2009年のあの日ラスヴェガスの武道大会に出ていて、偶然ネバーランドで知り合った職員と会って、「マイケルの石板を所有している男性が、石板を手放したがっているのだけれど、あれを所有する人間はあなたが適任だ」と言われ、マイケルの手形・足型の石板を譲り受けたそうです。
マイケルの左手の手形の中央、くぼんだ部分がハート形のように見え、さらにはそこにひびが入っているように見えることから

後にThe Broken Heart Stoneと呼ばれるマイケルの石板は、こうしてウィルソン氏のもとにやってきました。
ちょうど1年前にBroken Heart Stoneがオークションに出されるという報道がなされました。
その時点では「なんでもかんでもオークションなんだなぁ・・」という、ある意味もう別に驚きませんよ的感想を抱いただけだったのですが、その後の顛末はわからずじまいでした。
実は、ウィルソン氏はBroken Heart Stoneのオークションを取り止めたようで、この石板のHPまで作ってマイケルの偉大なレガシーであるBroken Heart Stoneにまつわる話(上記はそちらを参考にさせていただきました)やGalleryで当時の写真なんかもシェアしてくれています。
そして所有者の思いなんかも。
そこにはこう書かれています。
「この石板は、それにふさわしい適切な場所が見つかるまで、しっかりと保管されます。
例えば、博物館、または世界中の人がそれを見れるような名誉ある場所・・
そこでこの石板を見てマイケルから発せられるメッセージを味わうということは、彼の素晴らしい遺産でもあり、彼のファンにおいては最高なことなのです」
・・・
ねぇねぇ
ミスターウィルソン^^
「それにふさわしい適切な場所」
「例えば、博物館、または世界中の人がそれを見れるような名誉ある場所」
それってまさに
チャイニーズ・シアター前じゃね?(笑)
昨年の12月、ジャクソンファミリーが、このBroken Heart Stoneの所有を巡ってオーナーともめているだかなんだかという報道もあったけれど、できたら子供たちが代理で押した手形・足型よりも、いやそれもいいのだけれど、まぎれもなくマイケル本人のサインもきっちり入っているBroken Heart Stoneを、すぐにとは言わないけれど、いつかチャイニーズ・シアター前の広場の、子供たちが押した型の隣にでもセットしていただけたらどんなに素敵なことでしょうか。
チャイニーズ・シアターにふたつも手形・足型のブロックタイルがあるなんて、さすがやっぱりKingだね!ってことになったら
きっとマイケル喜びそうなんだけれどなぁ
・・て、実は今日のお話はここからが本題なんですよね(爆)
あまりに長い前説で、本当に書いている自分がびっくりですw
あらためてグローマンズ・チャイニーズ・シアター前の広場に手形・足型を残すというのは、名実ともにハリウッドで崇敬される俳優や女優のみが許される栄誉です。
このシアターがオープンした1928年以降、多くのハリウッドスターたちがここにその名誉ある証を残しています。
有名なマリリン・モンローをはじめ、マイケルが尊敬したフレッド・アステアやジーン・ケリー、ジュディ・ガーランド・・そして
エリザベス・テイラー
このハリウッドの申し子であり、マイケルの最愛の親友であり、彼の最大の理解者に関しては過去にも書きましたけれど、とにかくこのステキな女性を思い出す曲がありまして
わたしが大好きな彼のアルバム「INVINCIBLE」の表題でもあるINVINCIBLE。
この曲は、何をどうやっても自分になびいてくれない女性に対して、僕なら他の誰かより絶対彼女を満足させることができるのに、彼女は手ごわい、どうしても打ち負かせない、うんと言わない無敵の女だ、とぼやいているw歌ですね。
昔どこかで、これはダイアナ・ロスに対する気持ちを歌っていると読んだことがありました。
なるほど。
まぁわたし的には、これは創作時にそれまでの、あるいはその時点での、マイケルに関わった、あるいはマイケルが関わりたいと願っている女性たちにインスパイアされた、もしくはイマジネーションの産物だと思っていますが。
一人に限定できない感じ、というのかな。
INVINCIBLE
歌詞はいつものこちらへ
大西恒樹氏:マイケルの遺した言葉/マイケル・ジャクソン氏の歌詞の日本語訳詞集
中でも特にここ。
If there's somebody else, he can't love you like me
And he says he'll treat you well, he can't treat you like me
And he's buying diamonds and pearls, he can't do it like me
And he's taking you all across the world, he can't trick you like me
もし誰か他の男がいても、僕のように君を愛せない
君を大切にすると言ったとしても、僕ほど君を大切にできない
もし彼がダイヤや真珠を買っても、僕みたいにはできないさ
彼が君を世界中に連れて行っても、僕のような芸当はできないね
この中の
And he's buying diamonds and pearls, he can't do it like me
もし彼がダイヤや真珠を買っても、僕みたいにはできないさ
ここが耳についてついて・・w
ここだけをピックアップすると、前言撤回みたいで申し訳ないのですが、俄然浮かび上がる一人の、まさにインビンシブルな女性。
はい、またきた
エリザベス・テイラー

マイケルがダイヤや真珠を貢ぐ女性w
というか、マイケルの周りで彼に宝石をねだるタイプの女性が、彼女しか思い当らなかっただけかもしれませんけれどw
もちろんマイケルとエリザベスはお互いを尊敬しあって固い友情で結ばれていた素晴らしい間柄であって、色恋感情が介在していたとは思っていませんが、彼が曲を創造する際に「彼女にはかなわないなぁ」みたいな感情を思い出させて、それがこの曲のパーツの一つになったかもしれない、といういつものわたしの勝手な妄想ですけれど。
エリザベスはとても宝石好きで有名でした。
彼女を愛した男性は、もちろん友人も彼女が好きなものが何かよくわかっていましたけれど、特に彼女を愛した男性は、その愛の証として信じられないほど素晴らしいジュエリーを彼女に捧げてきました。
生涯で8度の結婚、という恋多き女性でもありました。
NYのクリスティーズ・オークションで昨年の12月に、The Collection of Elizabeth Taylorが開催されました。
Elizabeth Taylor’s Jewels, On View at Christie’s
彼女の膨大な数の美しい衣装、装飾品、そして彼女が愛した目もくらむようなジュエリーの数々。
生前彼女は、「自分がもしも死んだら、愛してやまない大切なジュエリーたちは世界中に散らばってしまうでしょう」と語っていたとか。
マイケルもそうですが、オークションはセレブリティの宿命なのか、彼女が言っていた通りになりました。
ですが、今回の収益のほとんどは、彼女が心血を注いでいたエリザベス・テイラー・エイズ基金に寄付されたようです。
それだけがある意味救いではあります。
マイケルの所有物たちも、3年にも満たないというのに、多くの貴重なものが世界中に散っていきましたね。
ですが、スリラージャケットのように、落札した後展示という形で多くの人が見ることができたり、収益を病院などに寄付されたりといった、投資目的ではない、何らかの形で彼のレガシーを、あるいは精神を大切にできるような所有者にわたることを願います。
今回のBroken Heart Stoneは、かろうじてオークションはまぬがれましたが、できれば本当に世界中の誰もが見に行ける場所で、マイケルに触れることができるような形で残してほしいと願ってやみません。
うん、やっぱりチャイニーズ・シアターに、ふたつめのブロックタイルとして・・
絶対マイケル喜ぶと思うんだけれど・・w
話を戻すと。
その素敵な出品の中に、マイケルが彼女に贈った宝石も何点かあって、それにまつわるお話を知ると、エリザベスの、計算高いけれど憎めないかわいらしさや、いくつになっても魅力あふれるフェロモン具合とか(笑)を感じて、さすがのマイケルも彼女にかかると子供だよなぁ、なんて思えてますます彼女のインビンシブル度が高くなった次第なのです。
ご紹介しましょうね^^
2002年に出版された彼女の著書、Elizabeth Taylor: My Love Affair with Jewelryより、マイケルにまつわるお話です。(sourceはこちら)

一つ目は彼女を喜ばせたくて頑張るマイケルwと、1枚も2枚も上手なエリザベス^^
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Over the years Michael has given me some truly incredibly jewelry.
Once he gave me a huge diamond ring and kept saying, "Put it on, put it on. Look at the way it sparkles. I bet it's bigger than the Krupp."
So I asked innocently, "Really?
How many carats is it, Michael?" "Seventeen," he answered.
I embraced him and whispered in his ear,
"My honey darling, you missed."
長年にわたって 、マイケル は本当に信じられないほど、私にジュエリーを贈ってくれた。
一度、とても大きなダイアモンドの指輪をくれたことがあったの。
彼は言ったわ、「はめてみて、はめてみてよ。この輝き方を見て。クルップより大きいの間違いなしだよ」
そこで私は無邪気に尋ねたの。
「本当?それ何カラットあるの?マイケル」「17カラット」と彼。
私は彼を抱きしめて、彼の耳元でささやいた。
「 My honey darling, you missed. マイダーリン、残念だけど、はずれだわ」
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きっと彼女はわざと「何カラットなの?」って聞いたんだ(笑)
プレゼントをもらっておいて「おあいにくさま、そう簡単にはいかないわよ」と言いたげににっこり笑う彼女の顔と、残念そうに頭をかきつつ、照れくさそうにくすくす笑うマイケルが目に浮かぶ^^
クルップよりも大きいと彼女に自信たっぷりだったマイケルですが、クルップというのは、エリザベスが最も愛した男性と言われるリチャード・バートン(2度の結婚と離婚の相手)から贈られた33.19カラットのクルップと呼ばれるカットのダイヤモンドリングのことです。

これがそうよ、よく見たんさい^^
これに比べれば、確かに17カラットのマイケルのダイヤは大負けですw
それでも17カラットといえば、相当の大きさ。

オークションに出されていたマイケルから贈られた16.98カラットのリングです。
ひょっとしたら、この時のものかもしれませんね。
17カラットじゃないけど(さば読んだなマイケル)ま、いっかw
もうひとつのお話です。
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Another time we were at an auction together and I was getting excited about bidding on a pair of long shaggy Marina B diamond earrings, so I told him that he had to buy something, too.
I showed him this delightful monkey necklace made up of diamonds, emeralds, and rubies with matching earrings.
He probably thought I had something like "auction fever" when I pointed out that the two monkeys symbolized us, bonded in friendship.
In hindsight, I must have made some sense, because these little monkeys are perfectly at home with all my other beloved jewelry.
また別の時、私達は一緒にオークションにいて、私は一組の長い素敵なマリーナBのダイアモンド・イヤリングに値を付けるのに夢中だった、で、彼に、あなたも何か買わなくちゃ!と言ったの。
彼に、そのイヤリングにマッチした、ダイアモンドとエメラルドとルビーでできている、この楽しいお猿さんのネックレスを見せたのよ。
この2匹のお猿さんが、固い友情で結ばれた私たちを象徴しているのよ、と私が指摘した時、彼はおそらく私が「オークションフィーバー」のような、何か熱にかかっていると思ったんじゃないかしら。
後になって、これには意味があったに違いないと思ったわ、なぜならその小さなお猿さんたちは、私の最愛のほかのジュエリーたちすべてと完璧に仲良しなんですもの。
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もちろんGold monkeyがマイケルだよね^^
最初にジュエリーだけを見たら、マイケルが自分で考えてエリザベスに贈ったのかと思って、マイケルらしいな~なんて思ったのですが、どっこい、実際は彼女がうまーくおねだりしたのですね。
マイケルが「やれやれ、君にはかなわないよ」なんて言いながら落札した(と思われるw)、二人の友情の証。
もともとこのMonkey Necklaceは、ジュエリーコレクターとして名高かったある男爵夫妻の持ち物で、夫妻が亡くなったあとオークションに出されたらしく、55,000ドルで落札されたそうです。
2000年当時は1ドル105円くらいだったから、マイケル575万円で・・Waw、さすがw
でもマイケルもエリザベスから象をプレゼントされているわけですから、お互い相手の喜ぶ顔を見るために贈り物をしあうことは楽しいことだったのでしょうね。
わたしたちとはスケールは相当違うのですけれど・・ww
この本にはそのほかに、エリザベスのお誕生日の日に、またもやマイケルにジュエリーを(彼女は冗談のつもりでってありましたがウソだw)おねだりし、マイケルは彼女のために薄型テレビをプレゼントとして用意していたのに、結局ルビーの目を持つ象の刺繍が美しいエキゾチックなバッグもプレゼント(するはめになったw)してくれた、とか、エリザベスがマイケルに象をプレゼントするいきさつとかのお話も^^

このダイヤのブレスレットもマイケルからのプレゼント^^
エリザベスのジュエリー関連逸話はまだあって、彼女は2001年のマイケルの30thアニバーサリーコンサートへの出演依頼に即答を避けたらしく、マイケルからジュエリーをプレゼントされた途端「もちろん行くわよ、マイケル」と承諾した、というのは有名なお話ですが、幼いころはマイケルの友人、そして大人になってからはマネージャーであったフランク・カシオが、昨年発売されたドキュメンタリー「THE LIFE OF AN ICON」でそれは本当の話だと語っていました。
このお話は、海外のファンには「リズに失望した」という意見もあったようですが、わたしはなんとも彼女らしいと思いました。
彼女はマイケルがデビューするよりもずっと昔からチャイルドスターで、それこそ筋金入りのハリウッドスターでしたでしょう?
厳しい現実や辛い憂目にもあったでしょうけれど、そこはやっぱりスターならではの天真爛漫な、自分の気持ちを優先してふるまうことが身についている人。
いくらマイケルの頼みでも、「気が乗らなければ行きたくないわ」的なところが、今では評判を落とすことを避ける人が多い中で、逆に往年のハリウッド・スター・オーラがビシビシと感じられて、それじゃなけりゃインビンシブルじゃないよね、なんて単純なわたしなんかは思って、結構好きなエピソードなんですねw
で、何事もなかったかのように、マイケルと一緒ににっこりとお写真におさまるエリザベスw

この時に彼女が身に着けているジュエリーをマイケルが贈った、という情報もありますが、実際は彼女の3番目の夫、プロデューサーのマイケル・トッドから贈られたダイヤのセットです。

この方は不幸にも飛行機事故で、エリザベスを残して亡くなられます。
彼女の心痛は相当なものだったようですが、トッドの親友である歌手エディ・フィッシャーが落ち込む彼女を助け、やがて彼女の4番目の夫になるのですが、「クレオパトラ」で共演した例のクルップを贈ったバートンと恋に落ちてしまって、5度目の結婚・・
とにかく、彼女の愛の思い出は、そのほとんどが宝石とともにあると彼女自身も言っています。
が、宝石さえ与えればこちらのもの、なんてとんでもない。
彼女にとって本当に大切なものは・・
彼女が亡くなる約2か月前のインタビューです。
(source:BAZAAR February 9, 2011)
I never planned to acquire a lot of jewels or a lot of husbands.
For me, life happened, just as it does for anyone else.
I have been supremely lucky in my life in that I have known great love, and of course I am the temporary custodian of some incredible and beautiful things.
But I have never felt more alive than when I watched my children delight in something, never more alive than when I have watched a great artist perform, and never richer than when I have scored a big check to fight AIDS.
Follow your passion, follow your heart, and the things you need will come.
私は決してたくさんのジュエリーやたくさんの夫を得ようと計画していたわけじゃないわ。
私にとって、人生は過ぎ行くもの、誰にでもそうであるようにね。
素晴らしい愛を知っていたという点では、私は人生で最高についていたわね、もちろん私は驚くほど美しい物達の臨時の管理人よ。
でも、私の子供たちが何かを楽しんでいるのを見た時以上に、自分が生きていると感じたことはないし、素晴らしいアーティストのパフォーマンスを見た時以上に、生きていると感じたことはないし、エイズと戦うために必要な額の小切手を切れた時以上に、豊かな気持ちになることはないわ。
情熱に従うの。心のままに従うの。そうすれば必要なものはやってくるのよ。
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「情熱に従うの。心のままに従うの。そうすれば必要なものはやってくるのよ。」
彼女をまさにあらわしている言葉だと思いました。
そしてわたしが憧れるのは、美しい宝飾品を多数所有していても、自分は「臨時の管理人」だと言っていますね。
美しいものに囲まれるのは大好きだけれど、それらに決して執着していない潔さを感じます。
母親としての顔、女優という芸能に生きる者の顔、そしてヒューマニタリアンとしての顔・・
どんな立場の時も情熱を忘れずに、自分の心に正直に生きたひと。
この姿勢は、同じく親の顔、エンターテイナーの顔、ヒューマニタリアンの顔など様々な顔を持つマイケルとも多くの共通点があったわけで、口先だけではなく本当にその情熱、そして心に従って生きた彼女に「彼女は無敵だ、誰も勝てないよ」なんていう気持ちをマイケルが持ったって不思議はないなぁと強く思ったのでした。
そして素晴らしいアーティストのパフォーマンスっていうのは、もちろんマイケルでしょ?ねぇエリザベス!
Girl won't give in to me, she's invincible
ねえ、僕に降伏してくれない?彼女は無敵さ、歯が立たない

・・ふふ、ところでさ
もしあのBroken Heart Stoneが正式に認められたら、チャイニーズ・シアターにふたつのブロックタイルを残したのは僕だけってことになるよ
どうだい?エリザベス^^
そうねマイケル、とても素晴らしいわ
でも、ところであなたはオスカーをいくつ持っていたかしら?
・・ひとつ
あら、落札したものは違反よ 自分のでなきゃ、私はみっつだけど
・・やっぱり君にはかなわないなぁ
そんなことより映画に行きましょうよ そうそう、素敵なジュエリーショップがあるのよダーリン
くすくす・・

なんて今頃
・・ね
Elizabeth’s friendship is like the perfect jewels she owns..
indestructible and eternal.
エリザベスとの友情は彼女の持っている完璧な宝石のようなものです
それは簡単には決して壊れない永久に続くものなのです
-Michael Jackson
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リズではなくエリザベスへ その1
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