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マイケルの言葉を知りたくて その2

前回の続きです。
今回は特に強烈にだらだら長いですよw
時間があって、だらだら続く長話を我慢強く読める忍耐力のある人だけ、マイケルのお寿司エピソード、Here we go!\(^o^)/

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またもやある日、マニュエルというマイケルお気に入りの(と、バーニーが思っている)スタッフの運転でマイケルとバーニーは、食事のためにサンタバーバラへと車を走らせていました。
ステート・ストリート沿いに日本食レストランを見つけたマイケルが、地元に詳しいバーニーにいいお店かどうか尋ね、バーニーが保証するよと太鼓判を押したので、マイケルは「いいね、あそこにしよう」と決めました。
マニュエルは、彼らのスモークガラスで中が見えないロールスロイスを駐車場に止めます。

バーニーは客は今いないからレストランに入って食べないかと提案します。

”Michael said, “Barney, I wish I could but you don’t know what you’re asking.
We could actually get hurt.
People, as well meaning as they might be, will crowd around and push and shove to the point where it actually gets scary.
Besides, I've learned from past experience that someone would make a list of what I ordered and then have some psychiatrist draw some ridiculous conclusions about my state of mental health from the food that’s on the table.
I know that happens because I went to a drug store once and I bought toothpaste, a toothbrush, shampoo, some razors, and evaluate my personality.”

With a laugh, Michael concluded,
“So I’ll just settle for here in the car.”

「バーニー、僕だってそうしたいよ。でも君はわかってない。
実際僕らは怪我をするところだった。
人というのは・・当然だけど悪気はないのだろうと思う、でも彼らはこちらが怖くなるぐらい、わーっと群がって突進して押してくるのさ。


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怖い群衆。せっかくサインをしようとしてくれているMJの頭に触るわ、肩掴むわ、腕引き寄せるわ・・ちょっとでも触りたいって気持ちの表れ?でもこういうのには共感できないな・・

そのうえ、誰かが僕のオーダーしたものをリスト化したり、どこかの精神科医にテーブルの上に乗った料理から僕の心の健康状態についてバカバカしい結論を出させるってことを、僕は過去の経験でわかっているんだ。
以前、ドラッグストアに行って歯みがき、歯ブラシ、シャンプー、何本かカミソリを買ったら、それだけで僕の性格を判断するんだから、今回もそうなるのは目に見えてるよ」

マイケルは笑いながらこう締めくくりました。
「だから、僕は車の中で我慢するよ」


とその提案を却下。
なのでバーニーがマイケルの食べたいネタを買ってきて、車の中で食べようということになりました。


・・こういう部分はやっぱり切ない。
カウンターに座って、あれ、これ、とリクエストして握ってもらいながら、新鮮なネタのお寿司を食べさせてあげたかったね・・
確かに来日した時もそうでしたけど、MJは何を食べたとかやっぱり話題になってしまう。
買い物も何を買った、どれぐらいの金額だった、と何をやっても後から分析されてしまう。
そのことを思慮の浅いコメンテーターが、知ったかぶって単なる憶測をさも真実のように断言したりする・・

わたしはそういう意味では、バカげた分析をする精神科医と同じなのかな・・
マイケルの好きな香水、好きな本、好物とか普通に興味があるし、そこからいつもいろいろ思いを馳せちゃうしね。
だからこの本も買ったわけで・・


・・・



マイケル・・すまそん・・ (´;ω;`)


そういえば、もうずっと前に、マイケルんちのプライベートシェフだったKai Chase(カイ・チェイス)が「マイケルの好きだったオーガニック・ビート(ビーツ)ジュース」ってレシピをTVで実演してたからどうしても飲んでみたくなって。
材料は、ニンジン、セロリ、リンゴ、ビート(全てオーガニックのもの)。

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皮つきで4つに切って好きなだけぱかぱかジューサーにいれるだけ!
とってもイージー^^ ところがよ。
生のオーガニックビートって1個600円以上するし近所に売ってないしで、自分で作るのはあっという間に挫折しました(´・ω・`)

カイさんのお話は、いまさらここに書かなくてもご存じでしょうから詳しい事は省きますけれど、ラリー・キングの番組(CNN LARRY KING LIVE)に出演した時(実際はほとんどあの日の話だから辛くていやなんだけど)の印象深い彼女の話を少し紹介しますね(ひょっとしてこれって話脱線してる?w)

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source:CNN LARRY KING LIVE Transcript

彼女は3月からMJ家のプラベートシェフの仕事につきますが、5月に一旦解雇されます。
でもMJファミリーから再度請われて6月3日に復帰し、ロンドンへも同行が決まっていました。
番組ではMJがちゃんと食べていたのか?という点を何度も確認しますが、彼女は「子供たちと囲む食事はしっかりと食べていたし、リハにはお弁当も持っていっていた」ということを、これまた何度も答えています。

”When I came back in June, the third day in, he had asked me - he had pulled me to the side and he said, you know, he told me,
I need you. I know you know what you're doing. You do a very good job.
I want you here. I need you to be here. I need you to keep feeding me healthy.
Do you have my beet juice? Do you have my organic juices, my -- my healthy food?
I need to stay healthy and strong.

He was excited about this tour.

わたしが復帰した6月3日、彼はわたしを自分のそばにひっぱって言いました。

君が必要だ。君の仕事ぶりはわかっている。本当によくやってくれているよ。
だからここにいて欲しいんだ。ここにいてもらいたいんだよ。僕への健康的な食事管理を続けてもらいたい。
僕のビートジュースはある?オーガニックジュースやヘルシーな食事の用意はあるよね?
僕は丈夫で健康な体を維持しなくちゃいけないんだ。


彼はTIIツアーにわくわくしていたんです。”

ラリーの「彼は固形物もちゃんと食べていました?」の質問にも彼女は
「ええ、もちろん。ガンボやケンタッキーのフライドチキン、バーベキューチキンや軸付きのトウモロコシとか・・子供たちと一緒にね」と答えています。

彼女はマーレー裁判でも「しっかり食べていた」と証言しましたけれど、「弱っていて何も食べなかった」という側面の証言もありました。
彼は子供たちと一緒にテーブルを囲む時は楽しく食事できたのかもしれない。
ひとたびハードなリハに入ると、食べることを忘れたのか、もしくは食べられなかったのか・・。
どちらも理解できるような気がします。

ファンにすれば、TIIの意欲満載で、体力つけなきゃって子供たちとぱくぱくKFCを食べて笑ってるMJでいてほしいよね・・

ハッ!今回はそっちの方向ではないんだったw

この番組では他にもプリンスの「ガンボを作ってくれてありがとう」、パリスの「パパが大好きなアプリコットをありがとう」という手紙も紹介されていましたね。(優しいお子達)
ガンボはアメリカ南部の郷土料理でオクラが入った煮込みスープなんですが、わたしも大好き!\(^o^)/
この時ラリーが「マイケルはアプリコットが好きだったのですか?」と聞くと彼女は「オーガニックのね」と答えていました。杏を生で食べたことなかったからさっそく食べてみたのだけれど、強烈に酸っぱくてめまいがしましたw 
ジャムとかコンポートにすればいいのだけど・・(そないな手間はかけられん)

彼女が思い出すのは4月のある日の夕方、2階から降りてきた素敵なマイケル^^
「彼は黒のストレートのジーンズと黒のジャケット姿で、黒のサングラスと携帯を持っていました。そして私にこう言いました。「Do you look like Dionne Warwick? 君、ディオンヌ・ワーウィックに似てるって言われない?」

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Dionne Warwick and Kai Chase

あ~・・似てる・・っちゃ似てるし似てないっちゃ似てないし・・でも・・ま、似てるね!うん似てる似てる!(ほんまか?w)さすが気配りのkingだわw

でも4月なら例のスタイリストの鉄の掟アドバイスが染み渡ってる頃。
当然パジャマも着ないでステキマイケルだったのね。
一分の隙もないマイケルって、ちょっと物足りないけど、やればできるKingってことで目をつぶるわ^^

で、えーと・・

とにかく、誰だってこういう記事を読むと「My beet juice」が作りたくて飲みたくなるでしょう?
だから頭の中でいつもどこかにあったのね。
したらある時気付いたの。
カゴメの「カゴメ野菜生活100 紫の野菜」の中に「ビート・セロリ・ニンジン・リンゴ」がしっかり入ってるじゃん!ってことを!\(^o^)/
捨てる神あれば拾う神あり!神様、あたしを拾ってくれてありがとう!

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赤枠で囲ってみたわ^^

いらん材料も入ってるけれど、この際目をつぶったわ。
それからは毎朝飲んでます。
ああ、「僕のビートジュース」と同じ成分に、若干、ていうか相当いらん成分混じってるけど、当たらずとも遠からず的なジュースを今あたしゃ飲んでるよ・・嬉しいよマイケル・・美味しいわ^^

そういう健気(?)な気持ちなだけであって、あなたのプライベートを覗き見したいとかそういんじゃないの!
わかって、マイケル! (`Д´)

そうそう、それがね(まだ脱線する気か)
この「ビート・セロリ・ニンジン・リンゴ」っていうのはね。
ビートが紫だから、野菜生活100シリーズでは「紫の野菜」にしか入ってないんだろうと思ったらね。
なんと、シリーズほとんどにこの材料が使われてたんですのよ奥様!
全シリーズの成分表はこちらでチェケラ!
スーパーやコンビニでなーんも考えずに手に取っても、そこには「ビート・セロリ・ニンジン・リンゴ」のMJジュースの材料が入ってるの!

でも実際「僕のビートジュース」は紫一色のジュースだから、今後もわたしは「カゴメ野菜生活100 紫の野菜」いっぽんでいきます!w
でもやっぱり、けちけちしないで600円のオーガニックビート買って作ってみようかな


・・しかしジュースひとつでこの大騒ぎ・・(苦笑)


こういう時にいつも頭をかすめるのは、93年のオプラのインタでマイケルが言った言葉。
(肌が白い事をとやかく詮索する噂に対して)

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・・But you know what’s funny, why is that so important?
That’s not important to me.
I’m a great fan of art, I love Michelangelo,
if I had the chance to talk to him or read about him I would want to know what inspired him to become who he is, the anatomy of his craftsmanship, not about who he went out with last night…
what’s wrong with…I mean that’s what is important to me.

・・それを知って何が面白いの?どうしてそれがそんなに重要なんです?
僕には全然重要じゃない。
僕は芸術の大ファンです。ミケランジェロが大好きで。
もし僕が彼と話せたり、彼に関するものを読めるチャンスがあれば、彼の素晴らしい技術の分析や、彼が現在の彼になるために刺激を受けたものを知ろうとしますね。僕にとってはそういうことが重要なんであって、彼が昨夜誰と出かけたとか、どうしたのかということではないんです。



そうですそうです!
あなたが誰と付き合ったかとか結婚していたかとか、ナンパしたとかそんなの全然興味ありませんからw
でもあなたの好きなものとかにちょこっとだけ興味あるだけなんです。
だってお寿司とかあたしも好きだし、好きなものを好きな人が好きってんなら嬉しいじゃないですかー
あたしの好奇心は全部あなたに向いてるんですー
そこんとこ夜露詩句! (`Д´)


てことで、続き続きw
えーと、日本食レストランでお寿司食べようってなったけど、騒ぎになるのを怖れたマイケルがテイクアウトを希望した、てところからですね^^

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マイケルは、メニューは選べないから全部を少しずつ食べたいというリクエストを出したので、バーニーはテイクアウトのお寿司をいっぱい詰めた箱とお味噌汁を3人分買って車に戻りました。

全部の種類を少しずつってマクドナルドでもやってたパターンですね^^
お味噌汁も飲んだのねー素敵んぐ!

この時バーニーがお寿司代を払ったのですが、日頃お世話になりっぱなしのマイケルに、大した事できないけれど、今日の夕食をごちそうできた事がとっても嬉しかったと書いています。なんだかいい人^^

マイケルがまずつまんだのはイクラの軍艦巻きでした。
(原文では、マヨネーズみたいなソースもかかっていたらしいのだけど・・w 美味しそうな気もするw)

バーニーは黒い海藻(海苔のことね)もさることながら、キャビアは好きだけどイクラの生臭さがどうしてもなじめない、なのにマイケルが高さ2インチ(約5cm)もあるイクラ山盛りの海藻巻きを一口で食べてしまうのを見て、筋金入りの寿司好き人間は(the staunchest of sushi eaters:原文)こんなのも平気なんだと感心しますw
ちょっと笑ってしまったバーニーを見あげて、マイケルも笑いながら「どうしたの?」
「それ、おいしいかい?」
マイケルは「Yeah!」と言って次はウニをぱくつきました。
またもやバーニーは驚愕w
採れたてのウニをビーチで食べるならまだしも、(実はサンタバーバラの名物はウニ!)時間がたったウニを食べるなんて、マイケルの味覚はちょっと普通じゃないんじゃないか、マイケルは家でも塩だとかの調味料を料理にかけないし、味覚のどこかが欠乏してるんじゃないかとまで思っちゃうのですw(P59~60)

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はい、バーニーわかってないぞー^^

わたしたちにとっては、ウニやイクラを美味しく食べるマイケルの味覚は正常ですww
塩とかをかけずに素材の味を楽しむあたり、元ベジタリアンなんだもん、当たり前田のクラッカーなのよ。

バーニー医師は生まれ育ったロスオリボス(ネバーランドの地元)からあまり出たことないんだなー。
典型的なアメリカンな味覚の持ち主なのね。アメリカの人ってケチャップとかなんでもかけるもんな~w

しかしイクラもウニも全然平気だったなんて、ここまでsushi eatersだったなんて・・感動でオババの目にはうっすらと涙が(うそ)
サーモンやトロや鉄火なんておちゃのこさいさいなはずだわ。
かっぱ巻きなんて屁のかっぱよね



これでマイケルがただのお寿司好きなんかじゃなくて、正統派で筋金入りのお寿司大好き人間だったことが、さらに実証されました!\(^o^)/


ここでまた脱線しますよw

実はここまで書いて、何気にTwitter情報の中に、パリスちゃんと母であるデビーが、パリスちゃんの15歳のお誕生日を祝ったという記事を見て。
自然に「お母さん」という存在と良い関係が始まるのは、きっとマイケルも喜んでいると思うわ・・なんてしみじみ記事を読んでいたら。

彼女達が食事を楽しんだお店がね。
サンタバーバラのメインストリートである、ステート・ストリート沿いにあってね。
お寿司の日本食レストランだっていうね・・

お店のお名前は「Ahi Sushi」ここからお店の住所をチェキれます。

オーナーは寿司職人でもある日本人の方。
アメリカ好みのお寿司もあるけど、メニューの中にはシマアジやカンパチも^^ ちゃんとしたお寿司!
お味噌汁はちょっと微妙なスパイシーえび天入り味噌汁ってんだけど、ま、いいやねw

わたしはもう勝手に確信したわ・・マイケルが車で食べたお寿司はここのだって。
そしてそこのお店で誕生日を祝ったかつての妻と、愛する娘・・
単なる偶然!? まさか引き合わせたのはKingなの?

なーんて、ぜんっぜん違ってたらごめんあさせw でもそう思う方がなんだか幸せな気分にならない?^^



そうそう、お寿司ネタもう一つあったんでした。
バーニーの本ではなくて、マイケルのレコーディングエンジニアの (Rob Hoffman)ロブ・ホフマンさんの証言でw

彼はブルース・スウェデンの紹介でマイケルに会い、当時若干24歳でマイケルから抜擢されて、アルバムHIStory全曲を手掛けます。
こちらのありがたいサイトで、彼のMJエピソードを読むことができます。
ご存じの方は多いと思うけれど。

このエピソードのsourceは、どうもミュージシャンやエンジニア関係の人が書き込む掲示板だと思われます。
そこをわからないなりに訪れて、ロブの書き込みだけ探していた時に見つけたものです。

掲示板の質問に、律儀に答えるロブさん^^
その中にありました↓
source:http://www.gearslutz.com/board/so-much-gear-so-little-time/403276-post-here-if-you-worked-michael-jacksons-dangerous-album-9.html

質問:マイケルが使っていたヘア・ジェルの種類は何ですか?
スタジオではどんなものを食べていたのですか?
彼が使っていたコロンは何ですか?

Rob:Not sure as he wore his signature hat most days.
He generally ate sushi (with a lot of wasabi) when he ate at all.
He did wear cologne, but the brand escapes me. . . . .

(ヘア・ジェルに関しては)彼はほとんどあの象徴的な帽子をかぶっていたのでよくわからないな
彼が何か食べる時は、だいたい寿司(わさびたっぷりの)だよ
コロンはつけていたけれど、ブランドは忘れてしまったよ

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わさびたっぷりのw寿司!
やっぱり通だよ、通!Sushi Eaterだよね!\(^o^)/

しかも彼が答えたのはHistory録音時のスタジオでの話。
スタジオの場所はNY。
最初の寿司話ででたNYの日本食レストランでテイクアウトしていた話と合致しますね。

お寿司に関するエピソードはこれでおしまいなのですが、バーニーの本にはその他にも心揺さぶられたり、ほんわかしたりするエピソードがたくさんありました。

ある意味バーニーはマイケルを知っているようで全然知らない、普通の人です。
だからこそマイケルは居心地よかったのかもしれない。
自分に必要以上に要求も期待もしない、わかったふうなことも言わない、対抗しようなんて気もない、ただ自分を好ましく思ってくれている普通の人だったから・・じゃないかと思ったりしました。

最後にもうひとつだけご紹介。

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バーニーとマイケルが出逢った日に、いきなりネバーランドでの夕食に招待されたバーニーの息子さんのメイソン。
マイケルはバーニー親子をレゴで作られた等身大ダース・ベーダ―のある自分のおもちゃ部屋(クロゼット)へ案内して、引き出しから色々なおもちゃを出し、メイソンが何に興味をもつかわくわくした感じで彼を観察していました^^

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これがそのレゴで作られたダース・ベーダ―

メイソンはダース・モールのゴムマスクを取り出しました。

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これねw

マイケルはさっそくメイソンに言います。

“Here, Mason , I want you to have this. You know who Darth Maul is? ”
「いいかい、メイソン。君にこれを持っててほしいな。ダース・モールが誰だか知っている?」


「うん、知ってるよ。でもそれはだめだよ。これはとっても高価なものだってわかってるから」

“No, it’s fine. Really. I insist that you take it. ”
「いいんだよ、気にしなくて。本当に。どうしても君に持っていってほしいんだ。」


メイソンはバーニーの顔を見ます。バーニー、微笑んでうんうんうなずく(いいよ、もらっちゃいなって感じw?)。メイソンはマイケルに向き直って言いました。
「わかったよ。でもひとつ条件をつけていい?」

“What’s that ?”
「なんだい?」


「あなたがサインをしてくれるなら」

マイケルは笑ってバーニーを見ながら、すこーし眉を上げてみせ、頷きながら

“He’s a smart one! ”
「賢い子だ!」
と言ってダース・モールマスクの内側にサインを書きました。

“To Mason, Your Friend, Michael Jackson.”

えへえへって笑うマイケルの声が聞こえてきそうでしょう?
あー、かわいいやりとり!!んも、めちゃめちゃテンションあがってきた♪by明日はピアノの発表会だけどBEAT IT!

マイケルはもっとメイソンにおもちゃをあげたかったのに、かしこのメイソンはMJサイン入りダース・モールマスクで完全に満足してしまってたので、マイケル、必死に彼を説得してなんとか2、3個もらってもらったらしいですw
でもさすがKing、親子が遊んでいる間にバーニーの車の後部座席に沢山のおもちゃやお土産の袋をしっかり置いておくことをスタッフに命じることを忘れていませんでしたとさ^^

当時9歳だった彼は次の日、まだ子供だからでしょう、マイケルのネバーランドへ行ったことを黙っていられなくて、お友達に話すのですがクラスのみんなに「あー、はいはいよかったねー」的にあしらわれ、誰ひとりその信じられないほどのすごい出来事を信じてくれませんでした。
以後、彼はマイケルとの素晴らしい時間を誰にも話さないと決めたのです。

あの哀しい日から数日後、17歳になったメイソンはマイケルのために歌を作り、YoutubeにUPしたそうです。
彼の人生で、とびきり最高なマイケルとの5年間の想いを込めた歌でした。
映像の最期にこんな言葉を残して。

"I'll see you in heaven, Applehead"


号泣。

この本にはマイケルへの温かい思いやりやぬくもりが本当につまっていました。
なので、今後もこの本からちょろちょろとご紹介できたら、と思います。
てか、しますw

でね。

実はここからが本題って言ったら・・怒る?ww

えへへ、続きまーす^^

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続くんかい・・苦笑w

マイケルの言葉を知りたくて その1

ここのところまた、反論もできない彼に対しての冒涜が、モラルも品位も全くないメディアによって行われて、TwitterやFBで相手のメンションに「彼を侮辱するのはやめていただきたい」的メッセージを書きながら、心底このようなことが普通におこるアメリカのタブロイドの姿勢に失望しました。
これからは裁判の証言も始まりますし。

また彼の名前がゴシップ誌によくないイメージで載るのかな・・

さらに今回は当事者にPPBが入っているので、それこそ外野(わたし)は静観するしかない。
ただ、これ以上マイケルの尊厳が傷つくことないように、とそれだけ祈ります。


こんな時はマイケルの言葉が聞きたくなりますね。
見るんでもいいです。
歌やダンスももちろんいいのだけれど、マイケルが発した言葉の方が、こんな時には特に。

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彼自身の言葉に飢えていたわたし。

過去記事でNYの日本レストランのオーナーの方のマイケルの思い出話のことを書いて、その時のわたしの食いつきポイントはタイトルにあった(「お寿司大好きだったマイケル・ジャクソン」)「お寿司」ではなくて、彼が歌った「さくらさくら」まっしぐらで、すっかり寿司は放置して桜のお話になったのですが、今頃まっとうに「寿司」に目がいき、よくある外国の人が食べるカリフォルニアロール、とかでなくて、「トロとサーモンと鉄火」という至極まっとうな注文にむらむらしてきてw

マイケルお寿司好きだったのか~(ってだからお寿司大好きだったって言ってるじゃん!w)
それもなんちゃって寿司じゃないお寿司~、と急にお寿司とマイケルのつながりが気になりだしまして。
それからSushi関連でなんか面白い話ないかな~と調べるうちに、出くわしたWord。

「Susi at Michael's」

マイケルんちで寿司
マイケルんち=ネバーランド、そこで寿司・・
なにそれなにそれ!!!\(^o^)/

で、行きついたのが1冊の本。

Private Conversations in Neverland with Michael Jackson

2001年10月~2005年6月までマイケルの主治医だったWilliam Barney Van Valin医学博士が書いたもので、医師としてでなく友人となったマイケルの思い出を綴っているもの。(日本未発売、つまり洋書(/_;))
2011年の初版は自費出版だったようで表紙もカラー写真ではなく、モノクロのイラストでした。(写真は権利が難しいからね・・MJ関係って)
売上は(全てかどうかは未確認ですが)LAのNPO(Children of the Night 児童買春防止活動の団体)へ寄付されます。詳細はこちらへ。

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それにしても著者のお名前・・William Barney Van Valin・・?
うーん、どっかで・・

このオババは日常の大切なことは忘れても、MJ関連の事はうすらとんかちなりに結構覚えているので、この名前にどうしても見覚えがありました。
調べるとやっぱり・・

マーレー裁判時に、マイケルに処方箋を出した医者が9名ほどリストに上り、当時のタブロイドはマイケルの処方薬中毒に協力した医者たち、みたいに報道していました。
そのリストにはマイケルと懇意だったアーノルド・クライン医師(でもなー・・この人マイケルがいなくなってから印象悪い事ばっかしてたからな~><)、フランク・カシオの著書で出てくる再生医療のエキスパートであるファーシュキアン医師(Dr. Alimorad "Alex" Farschchian)、2003年にマイケルがルーパス患者への貢献者に与えられるMedical Visionary Awardメディカル・ヴィジョナリー・アワードを授与した、アラン・メッツガー博士(Dr. Allan Metzger)等々、もちろんマーレーも。
その中にこのバーニー医師(彼は甲状腺疾患が専門の内科医)の名前もあったので見覚えがあったのでした。


わたしの性格上、「あ、そうなんだー」で終らすことがたいがいできないので、当然当時の記事はもとより、関連情報、背後関係、調べなくてもいいかもしれないと思う事までお勉強。

わたしね
第1次MJファンの頃って本当に無知だったから。
なんも知らなかったから。
それを後悔してるから、今は知ることも大事だと思っていて。

だいたいこういうことって、よりセンセーショナルで、よりネガティブな部分のみクローズアップされがちだけれど、実際流れる情報の中にはたまーに小さいながらも事実もあって、でもその事実も他に声高に報じられるゴミ情報にまぎれたりかき消されたりしてしまう。

わたしはその小さな事実が、ぱっと見、ネガティブな扱いをされそうに見えても、その奥に、「これのどこがおかしいというのでせうか?」という、普通にまともなことであるという結論に至ったことがこれまで何度もあるので、「まずは知る」→「多方面から自分のできる範囲で情報を集めて分析する」→「①多方面から見れるほど情報が集まらなくて途中で挫折したり、結局のところ結論が出ないことに関しては、一旦忘れてしばらく放置」or「②納得する」というのがいつものやり方です。
なんか偉そうですが、そういう性分なのですね。

で、②納得できた事柄で、その中でも特にわたしの中のステキマイケルセンサーが著しく反応したことをここに書くわけです。(書きたくても筆力の問題で書けない事は多しw)


この本の著者の事を調べた段階ではまだ結論がでなかった。
ので、ブログで書く気もさらさらナッシン。

でも結論が出ないということは、そりゃそうだわ、だってこの本を読んでないんだもんという思考回路が働いてしまってw
それにどうしても「Susi at Michael's」が気になる。
軽すぎるといわれようがミーハーと言われようが、気になるものは気になる。

なので悩んでしまったの。そーねー10分ぐらいw

本は最初の何ページかは閲覧可能だったので、まずはとにかく読んでみましょうと思い。(ふふふ、カッコよく「とにかく読んでみましょう」なんてよく書いたなw 読んだところですぐにわかんないくせに)

でもまぁ、必死のパッチでどうにかわかったことは、だいたいこんな感じでした↓


マイケルがバーニー医師のところを初めて訪れた日のいでたちが、すでにウケますw
一応医者を訪ねるわけなのに、本当にKingの「普段はどーでもいーんだよ~~ん♪」ぶりにほのぼのするっていうか。
そのいでたちは、白いVネックTシャツに、左の胸ポケットに金のエンブレムのついた青いブレザーを着て、白いソックスと黒いローファー、ボトムは栗色のシルクのパジャマ、(出たよパジャマーw)もちろん傘持参。

ほらぁ、彼の好きなようにさせたら色も素材もコーディネートも、何もかもKING級!\(^o^)/
いわゆるパジャマのズボンとステキなジャケットの合わせ技ってやつですね!

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そのとんがりばっかり着ないで、明日は私の着てる赤のジャケットを着て、Thrillerの3Dセグメント撮りに臨んでね、マイケル!
あ、ハイわかってます


そう思うと、急にプレタ着て小奇麗になったのは、どう考えてもTIIプロモートの関係上、あの怖いスタイリストの入れ知恵アドバイスに沿っただけだとやはり思える・・よかった^^

とにかくその日のうちに彼らはやけに打ち解けあって(お互いのアンティーク趣味の話で盛り上がって)マイケルはバーニーをネバーランドの夕食に招待します。
9歳になるメイソンという息子を連れて行ってもいいかなと尋ねたバーニーに、マイケルは「もちろん!」と言ってから、テーブルの上にあったPeopleという雑誌を指さして言いました。

You shouldn’t buy that. It’s a terrible magazine
こんなの買わないほうがいいよ、ひどい雑誌さ


バーニーは笑って「OK、そうするよ」と言いました。(P3~P5)


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あら・・もっと読みたいかも・・と先を読みますと。

バーニーと息子のメイソンがネバーランドの中に入ってもマイケルの母屋へ行くまで遠い遠いw
その辺の説明をしてくれていて、そのあたりも興味深くて楽しかったです(そこを書けw)
が、実際にマイケルがバーニー親子を出迎えてくれた時の描写の中に、わたしのハートをまたもやわし掴みにするWordが!

当時プリンスかぞえの4歳、パリス満3歳。(本書では3歳と2歳となっていますが2001年10月ということで)
プリンスは4歳にしてすでに紳士的に、笑顔で自己紹介をきちんとして「おあいできてうれしいです」と握手までしちゃうかしこぶり。
それに対してパリスはと言えば、マイケルの左足にしがみついて前に出ることもできず、マイケルは何とかしてパリスに「こんにちは」を言わせようとするのですが、人見知りを大爆発させるパリスはパパのパジャマの足にしがみついて隠れるだけ。(やっぱりパジャマのままだよーw)

This made Michael laugh a little and he said
“Paris , you applehead . ”
これにはマイケルも少し笑ってしまって、そしてパリスに言いました。
「パリスはAppleheadだねぇ」

出たよ、Applehead!

このあとバーニーはこんな風に書いていました。

”結局この言葉をそれからたびたび聞くことになるのですが、マイケルはちょっとおバカな事をした人を誰でもAppleheadと呼びました。実はそれは彼特有の親愛を示す呼び名だったのです。
マイケルは私の息子のメイソンにも何度かその呼び名で呼んでくれました。”(P9)

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ミニカーを持つお手手には

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僕だってAppleheadさ!\(^o^)/


やっぱり・・読もう・・

読もう!絶対読もう!とそこで決断。
ああ、あんなに悩んだはずなのに、わたしのためらいはいずこへ。

もちろん「Susi at Michael's」も「Applehead」も魅力的ではありましたが、MJの歴史の中でどうしてもネガティブに言われやすくて、情報も少ない2001年~2005年の間に、バーニー医師と一緒に居た彼がどんな顔を見せていたのかが、やっぱりどうしても知りたかったのでした。
色々な背景も踏まえたうえで、それでも。


実際の感想としては、わたしにとっては大正解。

バーニー医師は、マイケルの医学問題に関しては守秘義務を守って一切書いていません。
彼は医者という立場でマイケルと知り合ったけれど、あくまでこの本は自分がネバーランド、そしてバーニー自身の家で彼と交わされた信じられないほどの素晴らしい5年にわたる会話の思い出を通して、友人マイケルのひととなりを読者と共有することをゴールと思って書いたのだと記しています。

ここには、マイケルが「第2の家族」と呼んだカシオ家同様、バーニー家(彼の妻クリス、息子のメイソン、娘のビアンカ)の人々とマイケルの家族との、温かくて思いやりあふれる交流が綴られていました。

どの章にも沢山のマイケルとバーニーとの会話が綴られています。
もちろんバーニーの思い出と記憶の中のマイケルの言葉ですから、完全に彼が言った通りではないと思います。
それでもこの本の中で読むことができる、この時期に彼が語ったとされる言葉の数々は、彼の信念や信条がささいな日常のシーンの中でも垣間見ることができ、常にぶれずに変わらずに貫かれていることをわたしに再認識させてくれるに十分値するものでした。
そしてなにより口先だけではない本当の愛をしっかりと心に抱いた彼、優しさを忘れない彼、気遣いあふれる彼、天然で笑うのも笑わすことも大好きなおちゃめさん、絶対に忘れなかった子供の心、素晴らしいお父さんぶり、そんな沢山の彼に出会えました。

バーニー医師がマイケルに処方箋を出したのは事実だけれど、そのことで「マイケルを本当に思うならもっと違う方法で云々かんぬん」と責めたりすべてを判断することをわたしはよしとしませんでした。
この著者が描き出すマイケルから、わたしが大好きなマイケルの愛すべき人柄と尊敬すべき信念を確かに感じることができたから。

それは書き手が持つマイケルへの愛情がそうさせたのだと。


という訳でわたしは自分の中で納得して、例のセンサーはもう、ビービービービー反応してましたから、なので今ここでつらつらと書いているという訳です。

ここまで書いたのですから、せっかくなのでバーニーの本の中に意外に出てくるお寿司エピソードを、がっつり書きたいところですが、それには英語能力が著しく不足してますし、一応書籍なのですべて転載はさすがにできませんので、かいつまんでご紹介しますね(ええ、いいわけですw)

00IMG_0904s.jpg


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バーニーはしょっちゅうマイケルに呼び出されてランチ(ネバーランド)を訪れたようです。
ふたりは夜遅くまでなんだかんだと遊び(すみませんね適当でw)気が付くともう夜中の3時を回っていて、お腹がすいたと感じたバーニーは、マイケルに笑いながら「お寿司食べない?」と聞くと、マイケルも「OK、行こう!」とキッチンへ直行します。
マイケルんちの冷蔵庫はバカでかく、おそらくコンビニなんかにあるショーケースみたいなものかな?ガラスのドアが5つある冷蔵庫ったら、そうでしょ?w
その中に、こんな時間でもいつでもなにかしら食べ物が、宵っ張りのマイケルのために用意されていて、お寿司もトレイに並べられているわけで。
でもお寿司の入ってるトレイは、棚に専用の場所が設けられてるわけではなく、なぜか冷蔵庫にある、ありとあらゆる種類の飲み物の中の、ソーダ缶の上にいつも置かれていたそうです。
マイケルはリンゴジュースを、バーニーはペリエを持って、お寿司を食べ始めた時。

”Michael picked up an ebi (shrimp sushi) and asked, “Barney, is it true that shrimp have a little line of…” he paused looking for the word, then said, doo doo across their backs?” He ran his finger along the shrimp.

マイケルは海老をつまみ上げて私に尋ねました。
「バーニー、これって本当のことなのかな・・海老のこのラインが・・」
彼は言葉を探すように一瞬ためらったあと、海老の背ワタのラインを指でなぞってこう言いました。
「この背中のラインって、海老のうんちなの?」


バーニーは大爆笑したあと、「本当だよマイケル、でも君のシェフは握る前にきちんと下処理をしてるから安心していいよ」と言ったらしいですww (P51)

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出たよ、DooDoo!!!

ああ、買ってよかったこの本!\(^o^)/(そこ?)

こんな風にマイケルがお寿司好きでなかったら、彼がいつでも食べられるようにって、お寿司をセットしているわけないですものね。
いつも海老を食べるのビビッていたのかKing!!かわいすぎるぞもう!(´∀`)


この章には、マイケルの運転が一体どのようなものであったか、なんて記述もあって。
ご多分に漏れず、バーニーもマイケルは「いいドライバーとは言えない」と評していてw
マイケルは、顎がハンドルの上に乗るぐらいにシートを一番前にセットして、ハンドルを午前10時と午後2時の位置できっちり握り(教習所で教えられますよねw)、ひじょーにゆっくりと走らせるのだけど、絶えずブレーキを踏んじゃ加速、すぐブレーキといった感じで、まっすぐの道でもよろよろ曲がっちゃ持ち直し、の連続で、一番恐ろしいのは運転中も会話をしたがって、ついついバーニーの方を向いて話す・・とかw

00_ab01014.jpg
右よし、左よし!


こわーいww
でもかわいいーww
乗りたくないー、けど乗りたいーw
マイケルはSpeed Demonのイメージや、ランチの中のゴーカートでやたらめったらスピード出すって聞いていたから、結構スピード狂だと思っていたけれど、さすがにカートじゃなくて実際の運転にはブレーキしょっちゅう踏むって慎重すぎるじゃんねw
顎がハンドルに乗りそうなぐらい前に出て・・正しいハンドルの握り方をして・・ちょっと走ってすぐブレーキ・・ウケるし萌える~^^


もう一つお寿司エピソードがあるのですが、ここでマイケルは間違いなくお寿司のツウぶりを発揮します。
また長い記事になりそうw

なので

まさかの続く!\(^o^)/

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gonpee2008

Author:gonpee2008
名前はakim
家族は主人と猫のゴン&ピー
いたってノーマル・・だけどMJバカw

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