三題噺 JERO・HUMAN NATURE・MICHAEL
昨日はずっと雨がふっていた
見れば涙腺決壊必至のDagerousなタイムラインを見なくてもいいように
25日はJEROを観に行った

”ターバン巻いてキャップ斜めかぶり”からは卒業されたようですw
Twitterで彼が
「演歌だけでなくオールジャンルの歌を歌うライブをします
僕に歌ってほしい洋楽の歌はありますか?」
とTweetしたのを見つけて
何の気なしに「Michael JacksonのHuman Natureを歌ってほしいです」とリプをした
日が経って本当にそういうライブをすることがわかって
幼い時に日本人のおばあちゃんに喜んでほしくて
美空ひばりを歌ったブラックアメリカンの彼
日本にやってきて演歌歌手になりたくて
六畳一間で苦労しながら夢を追い続けた人
謙虚な姿勢で、丁寧できれいな発音の日本語を話すこの人が歌う
Human Natureを聴いてみたかった
6月25日のライブチケットを5月の半ばにとってしまった
ひとりで行かなきゃなと思っていたら主人が付き合ってくれるという
この人には何回行ったかおぼえていないTIIだけど、そのうち7回も付き合ってもらった実績がある
ありがたいことだ^^
とはいえ、JEROがライブの選曲でHuman Natureを選んでいるという確証などない
歌ってくれたらいいなとは思ったけれど、演歌ばかりじゃないなら何でもいいやという気持ちだった
Billbord Liveはオシャレなライブハウスだが、いつもと違って公民館の様相をなしていたw
いつもよりオシャレをしたと思われる妙齢のご婦人方でいっぱい
開演を待つ間、ぱくぱくとお食事をしている(胸がいっぱいで食べられない・・なんていうひ弱な人は見受けられない)
がははと笑ってお互いをどつきあう(大阪では自然なコミュニケーションである)
大きな声で仲間を呼び扇子でパタパタ仰ぎあい「トイレいっとこトイレ!」と団体で移動する
みなさん楽しそうに高揚した笑顔で大好きなJEROを待っている
チケットをとって毎日指折り数えながら
ウキウキしながら、ワクワクしながら
今日という日を待っていたのに違いない
ふいに涙が出そうになった
このご婦人方が無性にうらやましくなった
彼女たちはあと数分で、大好きなJEROに逢えるのだ
大好きな人に
逢いたかった人に
逢えるのだから

場内が暗くなりライブが始まる
オープニングナンバーはモータウン出身のR&Bグループ、SpinnersのIt's a Shame
スティービー・ワンダーが作ったこの曲を知っていたので、そうだよね!R&Bだよね!モータウン!ソウル!みたいな感じで、彼が演歌を歌う人だということを一瞬忘れる
次はBobby CaldwellのWhat you won't do for love
これも大好きだ
場内が明るくなってJEROがご挨拶する
JEROちゃ~~~~ん!というお世辞にも黄色くない多少山吹色が勝った年季を感じさせる声援に笑顔でお礼を言うJERO
嬉しい
嬉しい
嬉しい
前のめりなご婦人方からはその感情しか出ていない
五木ひろしだの安全地帯だの尾崎豊だの美空ひばりだのマッキー槇原だのと
さまざまなジャンルの歌を歌う
心なしか英語の歌より五木ひろしを歌う方が力入ってるJEROw
マイケルがJBに憧れたように、彼は五木ひろしに憧れた
わたしはそれなりに楽しんでいたし
歌の上手い人は何歌ってもうまいなーなんて思っていた
そしたら
あのイントロが
ガタ!!と立ち上がりかけてしまった
ブルーの照明の中でJEROがHuman Natureを歌う
妙齢のご婦人方のために「わかんない英語」の曲は3曲に絞ったようだった
その最後の曲だった
WHYで伸びるきれいな高音
つーと涙が出る
あの会場で
あの曲の時に泣いているのは
きっとわたしひとりだけだったと思う
歌い終わってJEROが言う
「今日は実はマイケル・ジャクソンさんの命日なんですね」
会場内一斉に「あらぁ」とか「んまぁ」とかが混ざったざわざわ・・
「もう3年なんですね・・(4年ですが)今日という日にこの曲を歌うことができるなんて」
「ねー」「はやいわねー」みたいな声がうっすら聞こえる
結局
逃げられなかったな・・
現実から逃げたつもりでここへきたのに
大きな塊が喉の奥から、鼻の奥から、つーんと押し寄せる
それは我慢できずに目からあふれてぼたぼたと落ちた
「ということで皆さんも絶対ご存じのマイケル・ジャクソンのヒューマン・ネーチャーという曲を聴いていただきました」とJEROが言い終わるやいなやひときわ大きな拍手が聞こえた
そこからはあんまり覚えていない
ただ覚えているのは、JEROに大きく手を振るファンに
彼が丁寧に、でも何度も何度も小さく小さく手を振る姿だった
本当に「YO-ME-N」な空気の無い人だった
逃げるつもりで観に来た全くジャンルの違うライブで
思いがけずに彼への静かなリスペクトを感じさせてくれたJEROに
頑張ってくださいねと言うとやっぱり丁寧に「ありがとうございます」と笑顔で言ってくれたその顔はとても小さかった
「次のコンサートも絶対行くわ!」とご婦人方が話している間を抜けて出口へ向かう
彼女たちの幸せが長く続けばいいなと思う
「次」がいつまでもあればいいなと思う
わたしたちには
どれほど願っても泣いても
「次」はない
どれだけ逢いたくて待っていても
彼女たちが指折り数えて楽しみに待った日は、できればカレンダーから消えてほしい日でもあった

4年経とうが何年経とうが
恋しいものは恋しい
けれど
たとえ逢えなくても
声が聴けなくても
笑顔が見れなくても
いいよ
大丈夫
彼は永遠の存在になったんだから
心のなかにいつもいるんだ
名前を呼ぼう
愛しい名前
Michael
Michael
We still miss you
見れば涙腺決壊必至のDagerousなタイムラインを見なくてもいいように
25日はJEROを観に行った

”ターバン巻いてキャップ斜めかぶり”からは卒業されたようですw
Twitterで彼が
「演歌だけでなくオールジャンルの歌を歌うライブをします
僕に歌ってほしい洋楽の歌はありますか?」
とTweetしたのを見つけて
何の気なしに「Michael JacksonのHuman Natureを歌ってほしいです」とリプをした
日が経って本当にそういうライブをすることがわかって
幼い時に日本人のおばあちゃんに喜んでほしくて
美空ひばりを歌ったブラックアメリカンの彼
日本にやってきて演歌歌手になりたくて
六畳一間で苦労しながら夢を追い続けた人
謙虚な姿勢で、丁寧できれいな発音の日本語を話すこの人が歌う
Human Natureを聴いてみたかった
6月25日のライブチケットを5月の半ばにとってしまった
ひとりで行かなきゃなと思っていたら主人が付き合ってくれるという
この人には何回行ったかおぼえていないTIIだけど、そのうち7回も付き合ってもらった実績がある
ありがたいことだ^^
とはいえ、JEROがライブの選曲でHuman Natureを選んでいるという確証などない
歌ってくれたらいいなとは思ったけれど、演歌ばかりじゃないなら何でもいいやという気持ちだった
Billbord Liveはオシャレなライブハウスだが、いつもと違って公民館の様相をなしていたw
いつもよりオシャレをしたと思われる妙齢のご婦人方でいっぱい
開演を待つ間、ぱくぱくとお食事をしている(胸がいっぱいで食べられない・・なんていうひ弱な人は見受けられない)
がははと笑ってお互いをどつきあう(大阪では自然なコミュニケーションである)
大きな声で仲間を呼び扇子でパタパタ仰ぎあい「トイレいっとこトイレ!」と団体で移動する
みなさん楽しそうに高揚した笑顔で大好きなJEROを待っている
チケットをとって毎日指折り数えながら
ウキウキしながら、ワクワクしながら
今日という日を待っていたのに違いない
ふいに涙が出そうになった
このご婦人方が無性にうらやましくなった
彼女たちはあと数分で、大好きなJEROに逢えるのだ
大好きな人に
逢いたかった人に
逢えるのだから

場内が暗くなりライブが始まる
オープニングナンバーはモータウン出身のR&Bグループ、SpinnersのIt's a Shame
スティービー・ワンダーが作ったこの曲を知っていたので、そうだよね!R&Bだよね!モータウン!ソウル!みたいな感じで、彼が演歌を歌う人だということを一瞬忘れる
次はBobby CaldwellのWhat you won't do for love
これも大好きだ
場内が明るくなってJEROがご挨拶する
JEROちゃ~~~~ん!というお世辞にも黄色くない多少山吹色が勝った年季を感じさせる声援に笑顔でお礼を言うJERO
嬉しい
嬉しい
嬉しい
前のめりなご婦人方からはその感情しか出ていない
五木ひろしだの安全地帯だの尾崎豊だの美空ひばりだのマッキー槇原だのと
さまざまなジャンルの歌を歌う
心なしか英語の歌より五木ひろしを歌う方が力入ってるJEROw
マイケルがJBに憧れたように、彼は五木ひろしに憧れた
わたしはそれなりに楽しんでいたし
歌の上手い人は何歌ってもうまいなーなんて思っていた
そしたら
あのイントロが
ガタ!!と立ち上がりかけてしまった
ブルーの照明の中でJEROがHuman Natureを歌う
妙齢のご婦人方のために「わかんない英語」の曲は3曲に絞ったようだった
その最後の曲だった
WHYで伸びるきれいな高音
つーと涙が出る
あの会場で
あの曲の時に泣いているのは
きっとわたしひとりだけだったと思う
歌い終わってJEROが言う
「今日は実はマイケル・ジャクソンさんの命日なんですね」
会場内一斉に「あらぁ」とか「んまぁ」とかが混ざったざわざわ・・
「もう3年なんですね・・(4年ですが)今日という日にこの曲を歌うことができるなんて」
「ねー」「はやいわねー」みたいな声がうっすら聞こえる
結局
逃げられなかったな・・
現実から逃げたつもりでここへきたのに
大きな塊が喉の奥から、鼻の奥から、つーんと押し寄せる
それは我慢できずに目からあふれてぼたぼたと落ちた
「ということで皆さんも絶対ご存じのマイケル・ジャクソンのヒューマン・ネーチャーという曲を聴いていただきました」とJEROが言い終わるやいなやひときわ大きな拍手が聞こえた
そこからはあんまり覚えていない
ただ覚えているのは、JEROに大きく手を振るファンに
彼が丁寧に、でも何度も何度も小さく小さく手を振る姿だった
本当に「YO-ME-N」な空気の無い人だった
逃げるつもりで観に来た全くジャンルの違うライブで
思いがけずに彼への静かなリスペクトを感じさせてくれたJEROに
頑張ってくださいねと言うとやっぱり丁寧に「ありがとうございます」と笑顔で言ってくれたその顔はとても小さかった
「次のコンサートも絶対行くわ!」とご婦人方が話している間を抜けて出口へ向かう
彼女たちの幸せが長く続けばいいなと思う
「次」がいつまでもあればいいなと思う
わたしたちには
どれほど願っても泣いても
「次」はない
どれだけ逢いたくて待っていても
彼女たちが指折り数えて楽しみに待った日は、できればカレンダーから消えてほしい日でもあった

4年経とうが何年経とうが
恋しいものは恋しい
けれど
たとえ逢えなくても
声が聴けなくても
笑顔が見れなくても
いいよ
大丈夫
彼は永遠の存在になったんだから
心のなかにいつもいるんだ
名前を呼ぼう
愛しい名前
Michael
Michael
We still miss you