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Michael&Wesley Snipes&JB&Spike Lee その4

つい最近のニュースです。
「スパイク・リー監督、極秘扱いのマイケル・ジャクソン映画を製作か」

この噂は去年の秋ごろすでに海外サイトでは囁かれていました。
現段階のタイトルは Brooklyn Loves MJ

こちらを優先するのか、JBの伝記を優先するのか悩ましいところですが、マイケルのどういった映画になるにしろ、スパイク・リーなら安心して完成を待ちたい気持ちです。

少なくとも絶対にマイケルへの愛が根底にある人が撮る映画だから。
お金の為ではなくて、彼への想いがあふれて突き動かされてしまった人が撮る映画だから。




そういう意味では
側近面して平気で彼を裏切り、致命的な問題を起こしたうえに、解雇され縁を切られたにも関わらず今だに関係者を名乗っている人物の映画、しかもそんな製作側の情報に疎い日本でしか公開できない映画とは根本が違うのです。




ご存知の通り、スパイク・リーはマイケルの「They Don't Care About Us」のSF、Prison versionとBrazil versionのどちらも撮った監督ですね。
マイケルはこの撮影のあと、スパイクの映画「ゲット・オン・ザ・バス(Get On The Bus)」(1996)に、隠れた名曲である「On The Line」を提供し、この映画のオープニングで使われましたが、映画のサントラにはなぜか収録されませんでした。
あやうく幻となりそうでしたが「THE ULTIMATE COLLECTION」に収録されましたので、わたしも聴く事ができています。
実は1997年の「GHOSTS」限定ボックス・セット(VHS・CD)には収録されていたのですが、現在は廃盤ですので入手は困難だったからです。
ちなみに6月26日18:00~WOWWOWでこの「GHOSTS」が放送されます
本編放送後、メイキングも合わせて放送されることを電話で確認しましたので、よっぽどの事がなければ放送されるでしょう。
狂喜乱舞とはこのことでしたw

プチ情報はこれぐらいにしてw、話を戻しましょう。


「They Don't Care About Us」は良くも悪くも注目された作品でした。
この曲でマイケルは、偏見や差別が高じた結果、権力や暴力に抑圧され人権を蹂躙される者の怒りのメッセージを表現していると思います。
おそらくご自身の経験(93年のゆすり目的の訴訟のおかげで受けた警察からの屈辱的捜査)も踏まえながら、さまざまな権力や暴力に虐げられる弱者の立場で、「僕が言いたいのは、彼らは僕らのことなんかどうでもいいってことなんだ」というストレートな怒りを作品に込めています。
ところが歌詞の中に出てくる「Jew me」「Kike me」が、いずれもユダヤ人をあらわす言葉やユダヤ人の蔑称の言葉であることで、反ユダヤ的だと問題になります。
マイケルは決して特定の民族や宗教を非難しているわけではなく、あえて差別用語を用いることで今だこの世界にはびこる無知からくる偏見を表現しようとしたのだと思うのですね。

注:この言葉の解釈に関しては、大西恒樹さんの「マイケルの遺した言葉」で明快に訳者としての見解が述べられていて大変わかりやすいので、もしもまだの方はぜひご一読をお奨めします。

結局マイケルは問題の歌詞の書き換え(Jew meを Sue meに、Kike meをStrike meに)
と、歌詞部分へ機械音をかぶせるレコーディングをし、正式に謝罪を行います。
ただ、謝罪はあくまでも誤解を招いたことへのものであり、彼自身はこの作品を撤回する気などさらさらなく、SFではさらにビジュアルで強烈な問題提議を表現します。


そのSFの監督をとマイケルが依頼したのがスパイク・リー(Spike Lee)、その人でした。
彼がマイケルからこの作品を撮ってほしいと依頼されたときの事をこう語っています。
(TIME ソースはこちら

マイケル・ジャクソンから電話が掛かってきたんだ。
「スパイク、君に会いたいんだ。今からニューヨークへ行くんだよ」
僕は言ったよ「いいね。どこで会う?」そしたら彼が「君の家に行きたいな」って。
僕はブルックリンに住んでるんだよ!彼はその僕んちに来たいって!
それで、マイケル・ジャクソンがニューヨークはブルックリンの僕の家にやって来たんだ。
僕がフォート・グリーンに住んでた時だよ。
それで彼が「僕のビデオを監督して欲しいんだ」って。
「ニュー・アルバムが出るから、曲を選んでよ」って。
それで、2人で全曲を聴いて、僕は「Stranger in Moscow」を選んだ。
すると彼が、「それじゃないのをやって欲しいんだ」って言うんだよ。
僕が「マイケル、どれをして欲しいのか言ってくれよ! どうして僕に選ばせるのさ」と言うと、彼は笑いながら「They Don't Care About Usを」
それが始まりだったんだ。

-------------------------------

Spike-Lee-Michael-Jackson.jpg


マイケルもインタビューで、スパイクに依頼した理由として「この曲はエッジのきいた(切り口の鋭い)曲だからね」と答えています。
「Do The Right Thing」「マルコムX(Malcolm X)」など黒人を取り巻く問題の作品で知られる社会派の彼こそ、自分と一緒にこの作品のエッジを映像で表現するにふさわしい人物だと思ったのですね。
こういう点でもマイケルは攻めの姿勢を崩さない。
やるといったらやる男です。

いわゆる監獄バージョン(Prison version)と呼ばれるビデオでは、刑務所の食堂のセットで大勢の囚人達と人権を求めて叫び訴えるもの。

tdcau.jpg

さらにロドニー・キング事件(スピード違反で逮捕された黒人男性ロドニー・キングに対して、必要以上な不当な暴力行為をロス市警の白人警官が行ったことへの裁判で、警察側に無罪の評決が下った事件)、ロス暴動(その事件をきっかけに発生した大規模な黒人暴動)、KKK(黒人を迫害した白人至上主義団体)、天安門事件(民主化を訴える学生デモを中国政府が軍隊で制圧した事件)、さまざまな戦争などの映像が効果的に使われ、メッセージはよりダイレクトに強調されて表現されています。
しかし、そのあまりにもダイレクトな表現が暴力的だとこれまた問題視されたことで、このビデオも放送制限、放送自粛の対象となってしまいます。

そこでマイケルとスパイクがこの作品の次のSFの撮影場所に選んだのが、ブラジル(Brazil version)でした。


ああ、まだ終われません(泣)
続きます。
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非公開コメント

<絶対にマイケルへの愛が根底にある人が撮る映画だから。>

ほんとう、そのとおりだと思います。
この人が撮る映画なら心待ちにしたいですね。
現段階のタイトルもいいですよね。

最近ネットで出ている件の映画は、絶対に見ませんから。

wowow入っていて良かった!と実感してます。
はい、私も狂喜乱舞ですw
電話でも確認されたとは、流石akimさん。ありがとうございます。

They Don't Care About UsのSF(ブラジルバージョン)好きなんです。
彼が警官の警棒をとっちゃうシーン・・。
勝手に色んな想いが交錯してしまいます。
続きを楽しみにしています。


kyoさん

例の映画は中身はどうであれ信用できない人が作ったわけですものね。
わたしが納得できないのは、なぜエステートが何も言わないのかってことです。
とはいえ、エステートもブランカとマクレーンですからね・・

wowwowよくやった!って言いたいですよね!
シルクの話よりこっちの方が嬉しいですw
ああ、そうそうEOが復活しますね!!これが一番嬉しいかなw

いつも温かい言葉をかけてくださってありがとうございます。
励みになっています!
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いたってノーマル・・だけどMJバカw

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