マイケルの言葉を知りたくて その1
ここのところまた、反論もできない彼に対しての冒涜が、モラルも品位も全くないメディアによって行われて、TwitterやFBで相手のメンションに「彼を侮辱するのはやめていただきたい」的メッセージを書きながら、心底このようなことが普通におこるアメリカのタブロイドの姿勢に失望しました。
これからは裁判の証言も始まりますし。
また彼の名前がゴシップ誌によくないイメージで載るのかな・・
さらに今回は当事者にPPBが入っているので、それこそ外野(わたし)は静観するしかない。
ただ、これ以上マイケルの尊厳が傷つくことないように、とそれだけ祈ります。
こんな時はマイケルの言葉が聞きたくなりますね。
見るんでもいいです。
歌やダンスももちろんいいのだけれど、マイケルが発した言葉の方が、こんな時には特に。

彼自身の言葉に飢えていたわたし。
過去記事でNYの日本レストランのオーナーの方のマイケルの思い出話のことを書いて、その時のわたしの食いつきポイントはタイトルにあった(「お寿司大好きだったマイケル・ジャクソン」)「お寿司」ではなくて、彼が歌った「さくらさくら」まっしぐらで、すっかり寿司は放置して桜のお話になったのですが、今頃まっとうに「寿司」に目がいき、よくある外国の人が食べるカリフォルニアロール、とかでなくて、「トロとサーモンと鉄火」という至極まっとうな注文にむらむらしてきてw
マイケルお寿司好きだったのか~(ってだからお寿司大好きだったって言ってるじゃん!w)
それもなんちゃって寿司じゃないお寿司~、と急にお寿司とマイケルのつながりが気になりだしまして。
それからSushi関連でなんか面白い話ないかな~と調べるうちに、出くわしたWord。
「Susi at Michael's」
マイケルんちで寿司
マイケルんち=ネバーランド、そこで寿司・・
なにそれなにそれ!!!\(^o^)/
で、行きついたのが1冊の本。
Private Conversations in Neverland with Michael Jackson
2001年10月~2005年6月までマイケルの主治医だったWilliam Barney Van Valin医学博士が書いたもので、医師としてでなく友人となったマイケルの思い出を綴っているもの。(日本未発売、つまり洋書(/_;))
2011年の初版は自費出版だったようで表紙もカラー写真ではなく、モノクロのイラストでした。(写真は権利が難しいからね・・MJ関係って)
売上は(全てかどうかは未確認ですが)LAのNPO(Children of the Night 児童買春防止活動の団体)へ寄付されます。詳細はこちらへ。

それにしても著者のお名前・・William Barney Van Valin・・?
うーん、どっかで・・
このオババは日常の大切なことは忘れても、MJ関連の事はうすらとんかちなりに結構覚えているので、この名前にどうしても見覚えがありました。
調べるとやっぱり・・
マーレー裁判時に、マイケルに処方箋を出した医者が9名ほどリストに上り、当時のタブロイドはマイケルの処方薬中毒に協力した医者たち、みたいに報道していました。
そのリストにはマイケルと懇意だったアーノルド・クライン医師(でもなー・・この人マイケルがいなくなってから印象悪い事ばっかしてたからな~><)、フランク・カシオの著書で出てくる再生医療のエキスパートであるファーシュキアン医師(Dr. Alimorad "Alex" Farschchian)、2003年にマイケルがルーパス患者への貢献者に与えられるMedical Visionary Awardメディカル・ヴィジョナリー・アワードを授与した、アラン・メッツガー博士(Dr. Allan Metzger)等々、もちろんマーレーも。
その中にこのバーニー医師(彼は甲状腺疾患が専門の内科医)の名前もあったので見覚えがあったのでした。
わたしの性格上、「あ、そうなんだー」で終らすことがたいがいできないので、当然当時の記事はもとより、関連情報、背後関係、調べなくてもいいかもしれないと思う事までお勉強。
わたしね
第1次MJファンの頃って本当に無知だったから。
なんも知らなかったから。
それを後悔してるから、今は知ることも大事だと思っていて。
だいたいこういうことって、よりセンセーショナルで、よりネガティブな部分のみクローズアップされがちだけれど、実際流れる情報の中にはたまーに小さいながらも事実もあって、でもその事実も他に声高に報じられるゴミ情報にまぎれたりかき消されたりしてしまう。
わたしはその小さな事実が、ぱっと見、ネガティブな扱いをされそうに見えても、その奥に、「これのどこがおかしいというのでせうか?」という、普通にまともなことであるという結論に至ったことがこれまで何度もあるので、「まずは知る」→「多方面から自分のできる範囲で情報を集めて分析する」→「①多方面から見れるほど情報が集まらなくて途中で挫折したり、結局のところ結論が出ないことに関しては、一旦忘れてしばらく放置」or「②納得する」というのがいつものやり方です。
なんか偉そうですが、そういう性分なのですね。
で、②納得できた事柄で、その中でも特にわたしの中のステキマイケルセンサーが著しく反応したことをここに書くわけです。(書きたくても筆力の問題で書けない事は多しw)
この本の著者の事を調べた段階ではまだ結論がでなかった。
ので、ブログで書く気もさらさらナッシン。
でも結論が出ないということは、そりゃそうだわ、だってこの本を読んでないんだもんという思考回路が働いてしまってw
それにどうしても「Susi at Michael's」が気になる。
軽すぎるといわれようがミーハーと言われようが、気になるものは気になる。
なので悩んでしまったの。そーねー10分ぐらいw
本は最初の何ページかは閲覧可能だったので、まずはとにかく読んでみましょうと思い。(ふふふ、カッコよく「とにかく読んでみましょう」なんてよく書いたなw 読んだところですぐにわかんないくせに)
でもまぁ、必死のパッチでどうにかわかったことは、だいたいこんな感じでした↓
マイケルがバーニー医師のところを初めて訪れた日のいでたちが、すでにウケますw
一応医者を訪ねるわけなのに、本当にKingの「普段はどーでもいーんだよ~~ん♪」ぶりにほのぼのするっていうか。
そのいでたちは、白いVネックTシャツに、左の胸ポケットに金のエンブレムのついた青いブレザーを着て、白いソックスと黒いローファー、ボトムは栗色のシルクのパジャマ、(出たよパジャマーw)もちろん傘持参。
ほらぁ、彼の好きなようにさせたら色も素材もコーディネートも、何もかもKING級!\(^o^)/
いわゆるパジャマのズボンとステキなジャケットの合わせ技ってやつですね!

そのとんがりばっかり着ないで、明日は私の着てる赤のジャケットを着て、Thrillerの3Dセグメント撮りに臨んでね、マイケル!
あ、ハイわかってます
そう思うと、急にプレタ着て小奇麗になったのは、どう考えてもTIIプロモートの関係上、あの怖いスタイリストの入れ知恵アドバイスに沿っただけだとやはり思える・・よかった^^
とにかくその日のうちに彼らはやけに打ち解けあって(お互いのアンティーク趣味の話で盛り上がって)マイケルはバーニーをネバーランドの夕食に招待します。
9歳になるメイソンという息子を連れて行ってもいいかなと尋ねたバーニーに、マイケルは「もちろん!」と言ってから、テーブルの上にあったPeopleという雑誌を指さして言いました。
You shouldn’t buy that. It’s a terrible magazine
こんなの買わないほうがいいよ、ひどい雑誌さ
バーニーは笑って「OK、そうするよ」と言いました。(P3~P5)

あら・・もっと読みたいかも・・と先を読みますと。
バーニーと息子のメイソンがネバーランドの中に入ってもマイケルの母屋へ行くまで遠い遠いw
その辺の説明をしてくれていて、そのあたりも興味深くて楽しかったです(そこを書けw)
が、実際にマイケルがバーニー親子を出迎えてくれた時の描写の中に、わたしのハートをまたもやわし掴みにするWordが!
当時プリンスかぞえの4歳、パリス満3歳。(本書では3歳と2歳となっていますが2001年10月ということで)
プリンスは4歳にしてすでに紳士的に、笑顔で自己紹介をきちんとして「おあいできてうれしいです」と握手までしちゃうかしこぶり。
それに対してパリスはと言えば、マイケルの左足にしがみついて前に出ることもできず、マイケルは何とかしてパリスに「こんにちは」を言わせようとするのですが、人見知りを大爆発させるパリスはパパのパジャマの足にしがみついて隠れるだけ。(やっぱりパジャマのままだよーw)
This made Michael laugh a little and he said
“Paris , you applehead . ”
これにはマイケルも少し笑ってしまって、そしてパリスに言いました。
「パリスはAppleheadだねぇ」
出たよ、Applehead!
このあとバーニーはこんな風に書いていました。
”結局この言葉をそれからたびたび聞くことになるのですが、マイケルはちょっとおバカな事をした人を誰でもAppleheadと呼びました。実はそれは彼特有の親愛を示す呼び名だったのです。
マイケルは私の息子のメイソンにも何度かその呼び名で呼んでくれました。”(P9)

ミニカーを持つお手手には

僕だってAppleheadさ!\(^o^)/
やっぱり・・読もう・・
読もう!絶対読もう!とそこで決断。
ああ、あんなに悩んだはずなのに、わたしのためらいはいずこへ。
もちろん「Susi at Michael's」も「Applehead」も魅力的ではありましたが、MJの歴史の中でどうしてもネガティブに言われやすくて、情報も少ない2001年~2005年の間に、バーニー医師と一緒に居た彼がどんな顔を見せていたのかが、やっぱりどうしても知りたかったのでした。
色々な背景も踏まえたうえで、それでも。
実際の感想としては、わたしにとっては大正解。
バーニー医師は、マイケルの医学問題に関しては守秘義務を守って一切書いていません。
彼は医者という立場でマイケルと知り合ったけれど、あくまでこの本は自分がネバーランド、そしてバーニー自身の家で彼と交わされた信じられないほどの素晴らしい5年にわたる会話の思い出を通して、友人マイケルのひととなりを読者と共有することをゴールと思って書いたのだと記しています。
ここには、マイケルが「第2の家族」と呼んだカシオ家同様、バーニー家(彼の妻クリス、息子のメイソン、娘のビアンカ)の人々とマイケルの家族との、温かくて思いやりあふれる交流が綴られていました。
どの章にも沢山のマイケルとバーニーとの会話が綴られています。
もちろんバーニーの思い出と記憶の中のマイケルの言葉ですから、完全に彼が言った通りではないと思います。
それでもこの本の中で読むことができる、この時期に彼が語ったとされる言葉の数々は、彼の信念や信条がささいな日常のシーンの中でも垣間見ることができ、常にぶれずに変わらずに貫かれていることをわたしに再認識させてくれるに十分値するものでした。
そしてなにより口先だけではない本当の愛をしっかりと心に抱いた彼、優しさを忘れない彼、気遣いあふれる彼、天然で笑うのも笑わすことも大好きなおちゃめさん、絶対に忘れなかった子供の心、素晴らしいお父さんぶり、そんな沢山の彼に出会えました。
バーニー医師がマイケルに処方箋を出したのは事実だけれど、そのことで「マイケルを本当に思うならもっと違う方法で云々かんぬん」と責めたりすべてを判断することをわたしはよしとしませんでした。
この著者が描き出すマイケルから、わたしが大好きなマイケルの愛すべき人柄と尊敬すべき信念を確かに感じることができたから。
それは書き手が持つマイケルへの愛情がそうさせたのだと。
という訳でわたしは自分の中で納得して、例のセンサーはもう、ビービービービー反応してましたから、なので今ここでつらつらと書いているという訳です。
ここまで書いたのですから、せっかくなのでバーニーの本の中に意外に出てくるお寿司エピソードを、がっつり書きたいところですが、それには英語能力が著しく不足してますし、一応書籍なのですべて転載はさすがにできませんので、かいつまんでご紹介しますね(ええ、いいわけですw)

---------------------
バーニーはしょっちゅうマイケルに呼び出されてランチ(ネバーランド)を訪れたようです。
ふたりは夜遅くまでなんだかんだと遊び(すみませんね適当でw)気が付くともう夜中の3時を回っていて、お腹がすいたと感じたバーニーは、マイケルに笑いながら「お寿司食べない?」と聞くと、マイケルも「OK、行こう!」とキッチンへ直行します。
マイケルんちの冷蔵庫はバカでかく、おそらくコンビニなんかにあるショーケースみたいなものかな?ガラスのドアが5つある冷蔵庫ったら、そうでしょ?w
その中に、こんな時間でもいつでもなにかしら食べ物が、宵っ張りのマイケルのために用意されていて、お寿司もトレイに並べられているわけで。
でもお寿司の入ってるトレイは、棚に専用の場所が設けられてるわけではなく、なぜか冷蔵庫にある、ありとあらゆる種類の飲み物の中の、ソーダ缶の上にいつも置かれていたそうです。
マイケルはリンゴジュースを、バーニーはペリエを持って、お寿司を食べ始めた時。
”Michael picked up an ebi (shrimp sushi) and asked, “Barney, is it true that shrimp have a little line of…” he paused looking for the word, then said, “doo doo across their backs?” He ran his finger along the shrimp.
マイケルは海老をつまみ上げて私に尋ねました。
「バーニー、これって本当のことなのかな・・海老のこのラインが・・」
彼は言葉を探すように一瞬ためらったあと、海老の背ワタのラインを指でなぞってこう言いました。
「この背中のラインって、海老のうんちなの?」”
バーニーは大爆笑したあと、「本当だよマイケル、でも君のシェフは握る前にきちんと下処理をしてるから安心していいよ」と言ったらしいですww (P51)
-------------------
出たよ、DooDoo!!!
ああ、買ってよかったこの本!\(^o^)/(そこ?)
こんな風にマイケルがお寿司好きでなかったら、彼がいつでも食べられるようにって、お寿司をセットしているわけないですものね。
いつも海老を食べるのビビッていたのかKing!!かわいすぎるぞもう!(´∀`)
この章には、マイケルの運転が一体どのようなものであったか、なんて記述もあって。
ご多分に漏れず、バーニーもマイケルは「いいドライバーとは言えない」と評していてw
マイケルは、顎がハンドルの上に乗るぐらいにシートを一番前にセットして、ハンドルを午前10時と午後2時の位置できっちり握り(教習所で教えられますよねw)、ひじょーにゆっくりと走らせるのだけど、絶えずブレーキを踏んじゃ加速、すぐブレーキといった感じで、まっすぐの道でもよろよろ曲がっちゃ持ち直し、の連続で、一番恐ろしいのは運転中も会話をしたがって、ついついバーニーの方を向いて話す・・とかw

右よし、左よし!
こわーいww
でもかわいいーww
乗りたくないー、けど乗りたいーw
マイケルはSpeed Demonのイメージや、ランチの中のゴーカートでやたらめったらスピード出すって聞いていたから、結構スピード狂だと思っていたけれど、さすがにカートじゃなくて実際の運転にはブレーキしょっちゅう踏むって慎重すぎるじゃんねw
顎がハンドルに乗りそうなぐらい前に出て・・正しいハンドルの握り方をして・・ちょっと走ってすぐブレーキ・・ウケるし萌える~^^
もう一つお寿司エピソードがあるのですが、ここでマイケルは間違いなくお寿司のツウぶりを発揮します。
また長い記事になりそうw
なので
まさかの続く!\(^o^)/
これからは裁判の証言も始まりますし。
また彼の名前がゴシップ誌によくないイメージで載るのかな・・
さらに今回は当事者にPPBが入っているので、それこそ外野(わたし)は静観するしかない。
ただ、これ以上マイケルの尊厳が傷つくことないように、とそれだけ祈ります。
こんな時はマイケルの言葉が聞きたくなりますね。
見るんでもいいです。
歌やダンスももちろんいいのだけれど、マイケルが発した言葉の方が、こんな時には特に。

彼自身の言葉に飢えていたわたし。
過去記事でNYの日本レストランのオーナーの方のマイケルの思い出話のことを書いて、その時のわたしの食いつきポイントはタイトルにあった(「お寿司大好きだったマイケル・ジャクソン」)「お寿司」ではなくて、彼が歌った「さくらさくら」まっしぐらで、すっかり寿司は放置して桜のお話になったのですが、今頃まっとうに「寿司」に目がいき、よくある外国の人が食べるカリフォルニアロール、とかでなくて、「トロとサーモンと鉄火」という至極まっとうな注文にむらむらしてきてw
マイケルお寿司好きだったのか~(ってだからお寿司大好きだったって言ってるじゃん!w)
それもなんちゃって寿司じゃないお寿司~、と急にお寿司とマイケルのつながりが気になりだしまして。
それからSushi関連でなんか面白い話ないかな~と調べるうちに、出くわしたWord。
「Susi at Michael's」
マイケルんちで寿司
マイケルんち=ネバーランド、そこで寿司・・
なにそれなにそれ!!!\(^o^)/
で、行きついたのが1冊の本。
Private Conversations in Neverland with Michael Jackson
2001年10月~2005年6月までマイケルの主治医だったWilliam Barney Van Valin医学博士が書いたもので、医師としてでなく友人となったマイケルの思い出を綴っているもの。(日本未発売、つまり洋書(/_;))
2011年の初版は自費出版だったようで表紙もカラー写真ではなく、モノクロのイラストでした。(写真は権利が難しいからね・・MJ関係って)
売上は(全てかどうかは未確認ですが)LAのNPO(Children of the Night 児童買春防止活動の団体)へ寄付されます。詳細はこちらへ。

それにしても著者のお名前・・William Barney Van Valin・・?
うーん、どっかで・・
このオババは日常の大切なことは忘れても、MJ関連の事はうすらとんかちなりに結構覚えているので、この名前にどうしても見覚えがありました。
調べるとやっぱり・・
マーレー裁判時に、マイケルに処方箋を出した医者が9名ほどリストに上り、当時のタブロイドはマイケルの処方薬中毒に協力した医者たち、みたいに報道していました。
そのリストにはマイケルと懇意だったアーノルド・クライン医師(でもなー・・この人マイケルがいなくなってから印象悪い事ばっかしてたからな~><)、フランク・カシオの著書で出てくる再生医療のエキスパートであるファーシュキアン医師(Dr. Alimorad "Alex" Farschchian)、2003年にマイケルがルーパス患者への貢献者に与えられるMedical Visionary Awardメディカル・ヴィジョナリー・アワードを授与した、アラン・メッツガー博士(Dr. Allan Metzger)等々、もちろんマーレーも。
その中にこのバーニー医師(彼は甲状腺疾患が専門の内科医)の名前もあったので見覚えがあったのでした。
わたしの性格上、「あ、そうなんだー」で終らすことがたいがいできないので、当然当時の記事はもとより、関連情報、背後関係、調べなくてもいいかもしれないと思う事までお勉強。
わたしね
第1次MJファンの頃って本当に無知だったから。
なんも知らなかったから。
それを後悔してるから、今は知ることも大事だと思っていて。
だいたいこういうことって、よりセンセーショナルで、よりネガティブな部分のみクローズアップされがちだけれど、実際流れる情報の中にはたまーに小さいながらも事実もあって、でもその事実も他に声高に報じられるゴミ情報にまぎれたりかき消されたりしてしまう。
わたしはその小さな事実が、ぱっと見、ネガティブな扱いをされそうに見えても、その奥に、「これのどこがおかしいというのでせうか?」という、普通にまともなことであるという結論に至ったことがこれまで何度もあるので、「まずは知る」→「多方面から自分のできる範囲で情報を集めて分析する」→「①多方面から見れるほど情報が集まらなくて途中で挫折したり、結局のところ結論が出ないことに関しては、一旦忘れてしばらく放置」or「②納得する」というのがいつものやり方です。
なんか偉そうですが、そういう性分なのですね。
で、②納得できた事柄で、その中でも特にわたしの中のステキマイケルセンサーが著しく反応したことをここに書くわけです。(書きたくても筆力の問題で書けない事は多しw)
この本の著者の事を調べた段階ではまだ結論がでなかった。
ので、ブログで書く気もさらさらナッシン。
でも結論が出ないということは、そりゃそうだわ、だってこの本を読んでないんだもんという思考回路が働いてしまってw
それにどうしても「Susi at Michael's」が気になる。
軽すぎるといわれようがミーハーと言われようが、気になるものは気になる。
なので悩んでしまったの。そーねー10分ぐらいw
本は最初の何ページかは閲覧可能だったので、まずはとにかく読んでみましょうと思い。(ふふふ、カッコよく「とにかく読んでみましょう」なんてよく書いたなw 読んだところですぐにわかんないくせに)
でもまぁ、必死のパッチでどうにかわかったことは、だいたいこんな感じでした↓
マイケルがバーニー医師のところを初めて訪れた日のいでたちが、すでにウケますw
一応医者を訪ねるわけなのに、本当にKingの「普段はどーでもいーんだよ~~ん♪」ぶりにほのぼのするっていうか。
そのいでたちは、白いVネックTシャツに、左の胸ポケットに金のエンブレムのついた青いブレザーを着て、白いソックスと黒いローファー、ボトムは栗色のシルクのパジャマ、(出たよパジャマーw)もちろん傘持参。
ほらぁ、彼の好きなようにさせたら色も素材もコーディネートも、何もかもKING級!\(^o^)/
いわゆるパジャマのズボンとステキなジャケットの合わせ技ってやつですね!

そのとんがりばっかり着ないで、明日は私の着てる赤のジャケットを着て、Thrillerの3Dセグメント撮りに臨んでね、マイケル!
あ、ハイわかってます
そう思うと、急にプレタ着て小奇麗になったのは、どう考えてもTIIプロモートの関係上、あの怖いスタイリストの
とにかくその日のうちに彼らはやけに打ち解けあって(お互いのアンティーク趣味の話で盛り上がって)マイケルはバーニーをネバーランドの夕食に招待します。
9歳になるメイソンという息子を連れて行ってもいいかなと尋ねたバーニーに、マイケルは「もちろん!」と言ってから、テーブルの上にあったPeopleという雑誌を指さして言いました。
You shouldn’t buy that. It’s a terrible magazine
こんなの買わないほうがいいよ、ひどい雑誌さ
バーニーは笑って「OK、そうするよ」と言いました。(P3~P5)

あら・・もっと読みたいかも・・と先を読みますと。
バーニーと息子のメイソンがネバーランドの中に入ってもマイケルの母屋へ行くまで遠い遠いw
その辺の説明をしてくれていて、そのあたりも興味深くて楽しかったです(そこを書けw)
が、実際にマイケルがバーニー親子を出迎えてくれた時の描写の中に、わたしのハートをまたもやわし掴みにするWordが!
当時プリンスかぞえの4歳、パリス満3歳。(本書では3歳と2歳となっていますが2001年10月ということで)
プリンスは4歳にしてすでに紳士的に、笑顔で自己紹介をきちんとして「おあいできてうれしいです」と握手までしちゃうかしこぶり。
それに対してパリスはと言えば、マイケルの左足にしがみついて前に出ることもできず、マイケルは何とかしてパリスに「こんにちは」を言わせようとするのですが、人見知りを大爆発させるパリスはパパのパジャマの足にしがみついて隠れるだけ。(やっぱりパジャマのままだよーw)
This made Michael laugh a little and he said
“Paris , you applehead . ”
これにはマイケルも少し笑ってしまって、そしてパリスに言いました。
「パリスはAppleheadだねぇ」
出たよ、Applehead!
このあとバーニーはこんな風に書いていました。
”結局この言葉をそれからたびたび聞くことになるのですが、マイケルはちょっとおバカな事をした人を誰でもAppleheadと呼びました。実はそれは彼特有の親愛を示す呼び名だったのです。
マイケルは私の息子のメイソンにも何度かその呼び名で呼んでくれました。”(P9)

ミニカーを持つお手手には

僕だってAppleheadさ!\(^o^)/
やっぱり・・読もう・・
読もう!絶対読もう!とそこで決断。
ああ、あんなに悩んだはずなのに、わたしのためらいはいずこへ。
もちろん「Susi at Michael's」も「Applehead」も魅力的ではありましたが、MJの歴史の中でどうしてもネガティブに言われやすくて、情報も少ない2001年~2005年の間に、バーニー医師と一緒に居た彼がどんな顔を見せていたのかが、やっぱりどうしても知りたかったのでした。
色々な背景も踏まえたうえで、それでも。
実際の感想としては、わたしにとっては大正解。
バーニー医師は、マイケルの医学問題に関しては守秘義務を守って一切書いていません。
彼は医者という立場でマイケルと知り合ったけれど、あくまでこの本は自分がネバーランド、そしてバーニー自身の家で彼と交わされた信じられないほどの素晴らしい5年にわたる会話の思い出を通して、友人マイケルのひととなりを読者と共有することをゴールと思って書いたのだと記しています。
ここには、マイケルが「第2の家族」と呼んだカシオ家同様、バーニー家(彼の妻クリス、息子のメイソン、娘のビアンカ)の人々とマイケルの家族との、温かくて思いやりあふれる交流が綴られていました。
どの章にも沢山のマイケルとバーニーとの会話が綴られています。
もちろんバーニーの思い出と記憶の中のマイケルの言葉ですから、完全に彼が言った通りではないと思います。
それでもこの本の中で読むことができる、この時期に彼が語ったとされる言葉の数々は、彼の信念や信条がささいな日常のシーンの中でも垣間見ることができ、常にぶれずに変わらずに貫かれていることをわたしに再認識させてくれるに十分値するものでした。
そしてなにより口先だけではない本当の愛をしっかりと心に抱いた彼、優しさを忘れない彼、気遣いあふれる彼、天然で笑うのも笑わすことも大好きなおちゃめさん、絶対に忘れなかった子供の心、素晴らしいお父さんぶり、そんな沢山の彼に出会えました。
バーニー医師がマイケルに処方箋を出したのは事実だけれど、そのことで「マイケルを本当に思うならもっと違う方法で云々かんぬん」と責めたりすべてを判断することをわたしはよしとしませんでした。
この著者が描き出すマイケルから、わたしが大好きなマイケルの愛すべき人柄と尊敬すべき信念を確かに感じることができたから。
それは書き手が持つマイケルへの愛情がそうさせたのだと。
という訳でわたしは自分の中で納得して、例のセンサーはもう、ビービービービー反応してましたから、なので今ここでつらつらと書いているという訳です。
ここまで書いたのですから、せっかくなのでバーニーの本の中に意外に出てくるお寿司エピソードを、がっつり書きたいところですが、それには英語能力が著しく不足してますし、一応書籍なのですべて転載はさすがにできませんので、かいつまんでご紹介しますね(ええ、いいわけですw)

---------------------
バーニーはしょっちゅうマイケルに呼び出されてランチ(ネバーランド)を訪れたようです。
ふたりは夜遅くまでなんだかんだと遊び(すみませんね適当でw)気が付くともう夜中の3時を回っていて、お腹がすいたと感じたバーニーは、マイケルに笑いながら「お寿司食べない?」と聞くと、マイケルも「OK、行こう!」とキッチンへ直行します。
マイケルんちの冷蔵庫はバカでかく、おそらくコンビニなんかにあるショーケースみたいなものかな?ガラスのドアが5つある冷蔵庫ったら、そうでしょ?w
その中に、こんな時間でもいつでもなにかしら食べ物が、宵っ張りのマイケルのために用意されていて、お寿司もトレイに並べられているわけで。
でもお寿司の入ってるトレイは、棚に専用の場所が設けられてるわけではなく、なぜか冷蔵庫にある、ありとあらゆる種類の飲み物の中の、ソーダ缶の上にいつも置かれていたそうです。
マイケルはリンゴジュースを、バーニーはペリエを持って、お寿司を食べ始めた時。
”Michael picked up an ebi (shrimp sushi) and asked, “Barney, is it true that shrimp have a little line of…” he paused looking for the word, then said, “doo doo across their backs?” He ran his finger along the shrimp.
マイケルは海老をつまみ上げて私に尋ねました。
「バーニー、これって本当のことなのかな・・海老のこのラインが・・」
彼は言葉を探すように一瞬ためらったあと、海老の背ワタのラインを指でなぞってこう言いました。
「この背中のラインって、海老のうんちなの?」”
バーニーは大爆笑したあと、「本当だよマイケル、でも君のシェフは握る前にきちんと下処理をしてるから安心していいよ」と言ったらしいですww (P51)
-------------------
出たよ、DooDoo!!!
ああ、買ってよかったこの本!\(^o^)/(そこ?)
こんな風にマイケルがお寿司好きでなかったら、彼がいつでも食べられるようにって、お寿司をセットしているわけないですものね。
いつも海老を食べるのビビッていたのかKing!!かわいすぎるぞもう!(´∀`)
この章には、マイケルの運転が一体どのようなものであったか、なんて記述もあって。
ご多分に漏れず、バーニーもマイケルは「いいドライバーとは言えない」と評していてw
マイケルは、顎がハンドルの上に乗るぐらいにシートを一番前にセットして、ハンドルを午前10時と午後2時の位置できっちり握り(教習所で教えられますよねw)、ひじょーにゆっくりと走らせるのだけど、絶えずブレーキを踏んじゃ加速、すぐブレーキといった感じで、まっすぐの道でもよろよろ曲がっちゃ持ち直し、の連続で、一番恐ろしいのは運転中も会話をしたがって、ついついバーニーの方を向いて話す・・とかw

右よし、左よし!
こわーいww
でもかわいいーww
乗りたくないー、けど乗りたいーw
マイケルはSpeed Demonのイメージや、ランチの中のゴーカートでやたらめったらスピード出すって聞いていたから、結構スピード狂だと思っていたけれど、さすがにカートじゃなくて実際の運転にはブレーキしょっちゅう踏むって慎重すぎるじゃんねw
顎がハンドルに乗りそうなぐらい前に出て・・正しいハンドルの握り方をして・・ちょっと走ってすぐブレーキ・・ウケるし萌える~^^
もう一つお寿司エピソードがあるのですが、ここでマイケルは間違いなくお寿司のツウぶりを発揮します。
また長い記事になりそうw
なので
まさかの続く!\(^o^)/
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