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本当に書きたかったことを (7)

ちょっと迷いましたが

やっぱ書こう。



<2005年 マイケル・ジャクソン裁判>

ダイアナ元皇太子妃とのインタビューを成功させたジャーナリスト(とは思えませんが)マーティン・バシールのMJへのインタビューで構成されるドキュメンタリー番組が、2003年2月にイギリスで放映されました。
その番組内で、MJが気遣っていたガン患者のギャビン・アルビーゾ少年が、世間の注目を集めます。
その最大の理由は、ギャビン少年はMJの好意によりネバーランドでの滞在を許されているうち、奇跡的にガンが完治した、ということではなく、元気になった少年とMJが同じ寝室で眠ることがあったという事実でした。
日本では、他人同士の大人と子供が同じ布団で雑魚寝したからといって、すぐに性的な事柄を想像する人は少ないと思いますが、お国柄の違いでUSではそのことがどうにも理解できなかったのでしょう。

しかも人々は93年の事件を忘れていませんでした。
その上、きっかけとなったバシールの番組内で流された情報は、MJの金銭感覚、わが子に対する接し方が異常だとし、それらはMJ自身の幼少時の父親による虐待の影響だとコメントし、そんな危険因子を持つMJの住処であるネバーランドを、多くの子供たちが訪れるのは非常に危険だとほのめかすものでしたので、ますます少年とMJの関係はうしろ暗いものであるという風潮に発展します。
そんな憶測が飛び交う中、MJが助けたその本人と家族が、最初はそんな疑惑の発端となったバシールの番組に対して損害をこうむったという訴えをおこすとしていたのですが、どうしたわけだか急に態度を一変させ、恩人であるMJを性的虐待で訴えます。
面白い偶然の一致(皮肉です)とはこのことで、ギャビン少年の代理人は93年に多額の示談金をまんまと手に入れることに成功したチャンドラー少年側の代理人でした。
(告訴内容は、子供への性的虐待と、少年を含む家族の存在が、MJのキャリアを汚したということでのMJサイドによる家族への監禁虐待というものでした)
93年にMJを起訴できなかった検察は、その時のお返しとばかりに莫大な経費を使い、やっきになって証拠探しを始めます。

1993年の事件を「和解」という形で解決させた事が、10年の時が経た今尚、MJを利用して、新聞の部数や視聴率を上げることができると考えるメディアや、威信を取り戻そうとする検察、楽に大金を得ようとする強欲な人間たちに、「なんらかのチャンス」をもたらしてしまったといえます。

またもや手を差し伸べた家族から裏切られ、大規模なネバーランドの捜索で彼の夢だった場所は荒らされ、警察から手荒な扱いを受け、すでにメディアからクロ扱いの偏向報道をされ始めたMJは、2003年12月25日、US報道番組「60minutes」のインタビューを受け入れ、自身の潔白を必死に訴えました。

この動画は全編ではなく、要約ですが、重要な部分が映されています。
※この中では出てきませんが、問題の少年について聞かれたMJは「親の命令は絶対だ。あの子はそんな子じゃない。訴えたのは本当の彼ではないんだ」と、ここまできても尚少年をかばっています。(どんだけ)



●メディアに対して
MJ:「世間は否定的な記事を書く。何故ならその方が売れると思っているから。良いニュースは売れないからだよ。」

●彼に対する警察のひどい扱い
MJ:「それから…僕はトイレに行きたいと言った。彼らは「いいよ。あそこの角を曲がった所にある」
そしていざ僕がトイレに入ると、連中はカギをかけて僕を45分近くも閉じ込めたんだ。
そこは壁にも床にも天井にも、あちこちに糞尿が投げ付けてあった。ひどいニオイだった。
すると1人の警官がやって来て、窓越しで嫌味たっぷりにこう言った。
「よくニオイを嗅いでおけ…このニオイは好きか?気に入ったか?いいニオイだろ?」
僕は答えた。「あぁ、いいよ」。僕はそこに腰掛けて待った」
インタビュアー: 「45分間も?」
MJ: 「あぁ、45分間もね。45分近くだ。するとまた別の警官がやって来て
「もうすぐ出してやる、もうすぐな」などと言う。なのにまた10分、15分と追加されていった。
あいつら、わざとそうしていたんだ。」

●同じベッドを誰かと共有する事について
インタビュアー:「あなたの言葉を引用させてもらうと「どうしてベッドを共有してはいけない?もっとも愛すべき行動は自分のベッドを誰かと共有する事だ」
MJ: 「その通り」
インタビュアー: 「今でも、子供たちとベッドを共有するのは許される事だと思っている?」
MJ: 「もちろん。もちろんだよ。何故いけない?
これが小児性愛者だったり、切り裂きジャックだったり、殺人犯だったりしたらとんでもない話だ。
でも僕は違う。僕らはそうやって育てられた。それに僕は子供と同じベッドで寝てはいない。
もし寝ていたとしても、それはオーケーだろう。僕は床の上で寝ていたんだから。
子供にベッドを譲ってね」

神の言葉を引用しながら
MJ:「僕は子供たちの表情に神の面影を見る。僕が彼らを好きなのも、そこなんだ。」

●再度ベッドの共有に関して
MJ:「自分のベッドを共有する事の、何がいけないというの?
ベッドに潜り込んで寝たなどとは一言も言っていない。
たとえ僕がベッドで寝ていたとしても、それはオーケーだろう。
僕は子供に対して性的な行いをする気などまったくない。そんなの、僕の心が許さない。
僕はそのような行為は断じてしないよ。そんなの、マイケル・ジャクソンの真の姿じゃない。
悪いけど、それは本当の僕じゃないよ」

●今回の件が与えるキャリアへの影響と、それによるCDセールス不振と伝えるメディアについて
MJ:「僕のアルバムは世界各地で1位になっているよ。世界のあちこちで、だ。
アメリカだけは特別だよ。だって…いや、あまり言いたくはない」
インタビュアー: 「でもアメリカでは1位になっていないでしょう?」
MJ: 「それは陰謀だよ。…とにかく言いたくないんだ。あぁ。だんだん疲れてきた」

●ファンへのメッセージ
インタビュアー:「 マイケル、今回の件を通してあなたを支えてきたファンへのコメントは?
あなたに聞きたい事もあるかも知れない。彼らには何と答える?」
MJ: 「彼らには、本当に愛していると言いたい。
彼らは遠く離れた場所から僕について知り、僕について理解をしてくれた。
でも僕について本当に知りたかったら、僕が書いたひとつの曲がある。
今まで書いた中でも、もっとも僕の心情を正直に表した曲。
「Childhood」という曲だ。
彼らには是非聴いてほしい。これこそ彼らに聴いてもらいたい曲なんだ。
世界中のファンのみんな、応援に感謝するよ。みんなを心から愛している。
愛されて当然、などとは思っちゃいない。これっぽっちもね。
世界中のみんなの事が本当に大好きだ」

「Childhood」


Have you seen my childhood?
僕の子供時代を知っているかい?

自分の通ってきた世界を振り返っているんだ
ずっと探していたんだ
心の中の忘れ物が置いてある場所を・・

誰もわかってくれない
僕のことを奇妙でエキセントリックだと片付けてしまう・・
いつも僕が子供のようにふざけすぎていたからだろう でも・・

世間は僕が変わっていると言う
それはすごく些細な事を子供のように喜ぶから・・
それを背負って生きていかなければならない
子供時代を知らなかったために・・

僕の子供時代を知っているかい?
幼かった頃の奇跡を探しているんだ
海賊だとか冒険がつまった夢
冠をつけた王様や征服の話・・

僕を判断する前に受け入れようと努力して
心の奥底にある感情を確認して
それから子供時代の事を聞くべきだ

世間は僕が変わっていると言う
それはすごく些細な事を子供のように喜ぶから・・
それを背負って生きていかなければならない
子供時代を知らなかったために・・

僕の子供時代を知っているかい?
幼かった頃の奇跡を探しているんだ
皆で分かち合えるような素晴らしい物語を
冒険心に満ちて、空を飛べるような夢を・・

僕を判断する前に
愛してみようと努力して
自分の過ごした辛い子供時代を・・



しかし、2004年に3度目の大陪審で、ついにMJは起訴されました。


■参考にさせていただいたサイト及び書籍
Wikipedia「マイケル・ジャクソン裁判」
The One&Only
MICHAEL JACKSON's MOONWALKER
あなたの知らないマイケル・ジャクソン
マイケル・ジャクソン裁判~あなたは彼を裁けますか アフロダイテ・ジョーンズ著
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gonpee2008

Author:gonpee2008
名前はakim
家族は主人と猫のゴン&ピー
いたってノーマル・・だけどMJバカw

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