本当に書きたかったことを (9)
考えてみたら、これはわたしの贖罪のようなものだったのかもしれません。
あんなに好きだったのに、いつのまにか離れてた自分を悔やんで。
自分と彼とをもう一度近づけるべく、自分の為に調べて、自分の為に記録して。
調べるうちに勝手に逆ギレも(笑)
そーだよ、マイケルは凡人からすりゃ変わってるんだよ
だって普通であるはずないじゃん
あんなに才能があって華があって純粋な魂を持ってる人が普通なわけないんだって
5歳からステージに立って、ろくすっぽ普通の子ども扱いされないで育って
超若いうちに大成功しちゃって、お金だって困らないぐらいあったら好きなもん作ったり買ったりするわさ
ギネスに載るぐらい寄付するのだって、普通の人にはできっこないし
それだけの崇高な信念も持ち続けられるわけないんだ
病気のせいでメイクし始めた人をごちゃごちゃ言うなんて最低なんだよ
病気の皮膚を守るためなら日傘もさすっつの
普通に買い物させてくれないんだから変装もするっつの
怪我がきっかけであっても、できるんだったら鼻、ちょっとちっこくしたいなって思ってもいいじゃん
あごだって割れてる方が男らしいって思ったんだよ(それはどうかなマイコー)
世の中にはこっそりいろいろやってる人ごまんといるじゃん
金目当ての最低の濡れ衣着せられた裁判なんかにかけられて、地獄のような毎日を過ごさなきゃならなくて、それでも必死で戦って無罪になってんのに、そんな無罪への過程はきちんと報道しないくせに、いつまでも「疑惑」とか言ってんじゃないよ!!
みたいなことを思いつつ、途中から少し悩んだりも。
わたしみたいなUターン組が、えらそうに書いていいんだろか
純粋に歌やダンスが好きだった人に、逆にゴシップを提供している事になんじゃないか
あんた何様って感じかも・・などなど・・。
でも結局ここまできたのですから、最後まで。
こんな風に書きたくなったのは、「本当に書きたかったことを (1)」で書いたとおり、アメリカのある下院議員のMJを引きあいにだしてのメディア批判記事でした。
そこで堂々とMJのことを「小児愛者の犯罪者だ」といまだ言わしめている現実に愕然とし、わかっていないことをはっきりと知る為に調べ始めたのがきっかけでした。
実は同じ時期に、もうひとつ新聞記事を読んでいました。
7月23日付け毎日新聞の「記者の目」というコラム記事です。
わたしがマイケル追悼中なのを知っている友達が、「akimちゃんみたいなこと言ってはるよ」と切り抜いて持って来てくれたものでした。

記事全文はもう「毎日.JP」にはありませんので、毎日新聞の読者広場から読むことができます。
この記者さんは、MJのファンでもあるようですが、ただ情に流されず本来メディアの基本となる取材を行ったうえで記事を書かれています。
記事内では、ご自分と同じ社の記者の記事を批判し、取材対象であるMJときちんと向き合っていない感のある報道のあり方に疑問を呈しています。
これは大変勇気のいることだったろうと思います。
この記事内容は、憶測や周辺の噂程度をソースにし、取材対象に対して裏づけも取らないような情報が多かったことが、メディア内でも自覚し始めたことを物語るようで、うれしかったのです。
広く発言力のある人や媒体が、悪くても良くてもいいからきちんとした情報をだすことが、本当の意味で彼への誤解をとくことに大きくつながる。
奇しくも、同じ時期に、二つの相反するMJ記事が、なんだかわたしを駆り立てたような気がします。
もともとのファンならとっくの昔に知りえている事実・・
でもまだわかっていない人に向けて書きました。
わたしは、MJを聖人君子のように思っているわけではありません。
彼は本当に思慮深く、底なしに優しく、時として無垢すぎる魂を持ち、その慈悲の心は海よりも深く、とにかくとても魅力にあふれる紳士ですけれど、神さまではない。
(彼は神を真似たいと言っていますが)
繊細な半面、実は自分の思い通りに我を貫く、強いけれど時にそれは頑固とも。
人を喜ばすことが大好きでユーモアに満ち、その反面どこまでいっても自分に厳しく、時には自分を責めて孤独にさいなまれる・・
そんなさまざまな側面を持つ一人の人間なんですね。
でもひとたびステージに立てば!
あとは言わずもがなですね。
しかし、これもまたひとぞれぞれ。
悪いところなどひとつもない、何をやっても許せるわという人もいれば、何をどう説明しても嫌いな人は一生嫌いなんでしょう。
曲がった認識ではなく、事実を知った上での判断なら、それは人それぞれでしょうから。
中国の風習らしいですが、天国にいる自分の関わりのある先祖や故人に、こちらから贈りたい物(紙に書いたり、写真だったり)を燃やして届けるという行事を、友人たちとお盆に行いました。
先祖はもちろん、実家で飼っていた犬にも好きだったジャーキーの名前書いて(笑)
わたしは上記の毎日新聞の「きちんとしたMJ記事」を縮小して、「To Michael Joseph Jackson」と書いた紙に貼って燃やそうとしました。
マイケル。あなたのことを、きちんと書いた新聞記事です。悪い記事ばかりじゃないからね。
紙は勢い良く一瞬にして燃え尽きました。
燃え残りがないぐらい勢いよく燃えれば燃えるほど、贈られたものを相手は喜ぶと聞いていました。
読めたかな・・日本語・・w

「本当に書きたかったことを」は今回で終わりです。
まだ色々と難しい問題があるにはありますが、わたしが書けるのは今はここまでです。
最後に参考にさせていただいたサイトに感謝するとともに、MJの死の1ヶ月前に出版された(なんとも皮肉なタイミングでしたが)「マイケルジャクソン裁判」と言う本に出会えた事にも感謝します。
この本のおかげで、しっかりとした事実を書くことができました。
興味のある人は分厚い本ですが、ぜひご一読ください。
参考にさせていただいたサイト及び書籍
●マイケルジャクソンWikipedia
●The One&Only
●MICHAEL JACKSON's MOONWALKER
●Legend Of MOONWALK
●あなたの知らないマイケル・ジャクソン
●マイケル・ジャクソン裁判~あなたは彼を裁けますか アフロダイテ・ジョーンズ著
●シンコーミュージジック・ムック「Michael Jackson Who's BAD?」
●「Michael Jackson ポップ・レジェンドに捧ぐ」
あんなに好きだったのに、いつのまにか離れてた自分を悔やんで。
自分と彼とをもう一度近づけるべく、自分の為に調べて、自分の為に記録して。
調べるうちに勝手に逆ギレも(笑)
そーだよ、マイケルは凡人からすりゃ変わってるんだよ
だって普通であるはずないじゃん
あんなに才能があって華があって純粋な魂を持ってる人が普通なわけないんだって
5歳からステージに立って、ろくすっぽ普通の子ども扱いされないで育って
超若いうちに大成功しちゃって、お金だって困らないぐらいあったら好きなもん作ったり買ったりするわさ
ギネスに載るぐらい寄付するのだって、普通の人にはできっこないし
それだけの崇高な信念も持ち続けられるわけないんだ
病気のせいでメイクし始めた人をごちゃごちゃ言うなんて最低なんだよ
病気の皮膚を守るためなら日傘もさすっつの
普通に買い物させてくれないんだから変装もするっつの
怪我がきっかけであっても、できるんだったら鼻、ちょっとちっこくしたいなって思ってもいいじゃん
あごだって割れてる方が男らしいって思ったんだよ(それはどうかなマイコー)
世の中にはこっそりいろいろやってる人ごまんといるじゃん
金目当ての最低の濡れ衣着せられた裁判なんかにかけられて、地獄のような毎日を過ごさなきゃならなくて、それでも必死で戦って無罪になってんのに、そんな無罪への過程はきちんと報道しないくせに、いつまでも「疑惑」とか言ってんじゃないよ!!
みたいなことを思いつつ、途中から少し悩んだりも。
わたしみたいなUターン組が、えらそうに書いていいんだろか
純粋に歌やダンスが好きだった人に、逆にゴシップを提供している事になんじゃないか
あんた何様って感じかも・・などなど・・。
でも結局ここまできたのですから、最後まで。
こんな風に書きたくなったのは、「本当に書きたかったことを (1)」で書いたとおり、アメリカのある下院議員のMJを引きあいにだしてのメディア批判記事でした。
そこで堂々とMJのことを「小児愛者の犯罪者だ」といまだ言わしめている現実に愕然とし、わかっていないことをはっきりと知る為に調べ始めたのがきっかけでした。
実は同じ時期に、もうひとつ新聞記事を読んでいました。
7月23日付け毎日新聞の「記者の目」というコラム記事です。
わたしがマイケル追悼中なのを知っている友達が、「akimちゃんみたいなこと言ってはるよ」と切り抜いて持って来てくれたものでした。

記事全文はもう「毎日.JP」にはありませんので、毎日新聞の読者広場から読むことができます。
この記者さんは、MJのファンでもあるようですが、ただ情に流されず本来メディアの基本となる取材を行ったうえで記事を書かれています。
記事内では、ご自分と同じ社の記者の記事を批判し、取材対象であるMJときちんと向き合っていない感のある報道のあり方に疑問を呈しています。
これは大変勇気のいることだったろうと思います。
この記事内容は、憶測や周辺の噂程度をソースにし、取材対象に対して裏づけも取らないような情報が多かったことが、メディア内でも自覚し始めたことを物語るようで、うれしかったのです。
広く発言力のある人や媒体が、悪くても良くてもいいからきちんとした情報をだすことが、本当の意味で彼への誤解をとくことに大きくつながる。
奇しくも、同じ時期に、二つの相反するMJ記事が、なんだかわたしを駆り立てたような気がします。
もともとのファンならとっくの昔に知りえている事実・・
でもまだわかっていない人に向けて書きました。
わたしは、MJを聖人君子のように思っているわけではありません。
彼は本当に思慮深く、底なしに優しく、時として無垢すぎる魂を持ち、その慈悲の心は海よりも深く、とにかくとても魅力にあふれる紳士ですけれど、神さまではない。
(彼は神を真似たいと言っていますが)
繊細な半面、実は自分の思い通りに我を貫く、強いけれど時にそれは頑固とも。
人を喜ばすことが大好きでユーモアに満ち、その反面どこまでいっても自分に厳しく、時には自分を責めて孤独にさいなまれる・・
そんなさまざまな側面を持つ一人の人間なんですね。
でもひとたびステージに立てば!
あとは言わずもがなですね。
しかし、これもまたひとぞれぞれ。
悪いところなどひとつもない、何をやっても許せるわという人もいれば、何をどう説明しても嫌いな人は一生嫌いなんでしょう。
曲がった認識ではなく、事実を知った上での判断なら、それは人それぞれでしょうから。
中国の風習らしいですが、天国にいる自分の関わりのある先祖や故人に、こちらから贈りたい物(紙に書いたり、写真だったり)を燃やして届けるという行事を、友人たちとお盆に行いました。
先祖はもちろん、実家で飼っていた犬にも好きだったジャーキーの名前書いて(笑)
わたしは上記の毎日新聞の「きちんとしたMJ記事」を縮小して、「To Michael Joseph Jackson」と書いた紙に貼って燃やそうとしました。
マイケル。あなたのことを、きちんと書いた新聞記事です。悪い記事ばかりじゃないからね。
紙は勢い良く一瞬にして燃え尽きました。
燃え残りがないぐらい勢いよく燃えれば燃えるほど、贈られたものを相手は喜ぶと聞いていました。
読めたかな・・日本語・・w

「本当に書きたかったことを」は今回で終わりです。
まだ色々と難しい問題があるにはありますが、わたしが書けるのは今はここまでです。
最後に参考にさせていただいたサイトに感謝するとともに、MJの死の1ヶ月前に出版された(なんとも皮肉なタイミングでしたが)「マイケルジャクソン裁判」と言う本に出会えた事にも感謝します。
この本のおかげで、しっかりとした事実を書くことができました。
興味のある人は分厚い本ですが、ぜひご一読ください。
参考にさせていただいたサイト及び書籍
●マイケルジャクソンWikipedia
●The One&Only
●MICHAEL JACKSON's MOONWALKER
●Legend Of MOONWALK
●あなたの知らないマイケル・ジャクソン
●マイケル・ジャクソン裁判~あなたは彼を裁けますか アフロダイテ・ジョーンズ著
●シンコーミュージジック・ムック「Michael Jackson Who's BAD?」
●「Michael Jackson ポップ・レジェンドに捧ぐ」
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